出版社内容情報
江戸で「御探し物請負屋」の看板をあげている藤井文平。2人の押しかけ助手とともに依頼品を探索し、人の心の機微を知る。
貧乏浪人の息子である藤井文平は、小柄でまだ元服前の前髪立ちだが、少しでも家の暮らしの足しになればと、2年前から「御探し物請負屋」という看板をあげている。
ひょんなことから知り合いとなった旗本妾腹の部屋住みで、色男の森川哲哉と、御書院番組頭の三男坊で、岩と呼ばれるほど大柄な本田岩五郎が、暇つぶしの押しかけ助手として文平を手伝ってくれている。2人はそれぞれ剣の達人、かつて昌平黌に学んだ秀才でもある。
いずれも一筋縄ではいかない3件の依頼品の探索に、凸凹3人組が江戸を駆ける。古美術や江戸の風物を盛り込みながら、人の心の機微を描く、連作長編時代小説。
内容説明
物、人、そして心まで。何でも探す凸凹三人組。江戸で「御探し物請負屋」をやっている藤井文平は元服前の十六歳。優男の森川哲哉と、巨漢の本田岩五郎が、暇つぶしの押しかけ助手として文平を手伝っている。一筋縄ではいかない探索に、古美術や季節の風物を盛り込んで描く珠玉の連作時代小説。
著者等紹介
浅野里沙子[アサノリサコ]
東京都生まれ。2009年、時代小説『六道捌きの龍 闇の仕置人無頼控』でデビュー。2010年1月に逝去した北森鴻氏とは公私にわたるパートナーであり、氏の急逝によって中断していた小説誌連載を書き継ぎ、長編ミステリー『邪馬台 蓮丈那智フィールドファイル4』を2011年10月に連名にて刊行した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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