あっこと僕らが生きた夏―17歳女子マネージャーがナインに託した、命のバトン

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062170857
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

私が死んだら、絶対にグラウンドにいるからがんと闘い、甲子園を目指した17歳の少女、大崎耀子さんの生涯を綴ったノンフィクション。そんな彼女が自ら下した「命の決断」とはーー

内容説明

大分県・楊志館高校の2年生で、同校の野球部マネージャーだった大崎耀子さんは、“あっこ”と呼ばれ、多くの部員に慕われていた。だが2007年6月に上咽頭がんが見つかり、すでに進行していると知らされる。自らはがんと闘いながらも、甲子園を目指す野球部員たちを応援する、あっこ。「絶対に、あっこを甲子園に連れていく」これがナインの合い言葉となっていた。そして、2008年の夏。あっこは、がんの治療をやめ“最後の夏”を仲間と一緒に生きることを決断する―。

目次

第1章 野球少女、あっこ
第2章 がん見つかる
第3章 ベスト8の奇跡
第4章 退院、そして修学旅行
第5章 生き方の選択
第6章 熱く、短い夏
第7章 就職への夢
第8章 最後の「ことば」
第9章 あっこが架けた虹
第10章 命のバトン

著者等紹介

有村千裕[アリムラチヒロ]
1984年生まれ、福岡県出身。読売新聞西部本社に勤務。楊志館高校の野球部マネージャー、大崎耀子さんとナインの絆を紹介した記事を担当。大きな反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あん

70
癌に侵されながらも、懸命に闘い生き抜いた野球部女子マネージャーの、17年の命の物語。辛い治療に耐えながらもら常に周囲を気遣い、決して弱音を吐かない姿に、涙腺崩壊でボロ泣きでした。生きる力になる一冊です。2015/11/15

takaC

52
大崎耀子さんの強さに涙。寝床で読んで正解。2013/01/17

りずみぃ

47
ソフトバンクの甲斐拓也捕手は、守備の前に彼女の大切にしていた言葉「心」と書いてグランドに立てる奇跡に感謝する。ただひたすら病と向き合って逝った大崎耀子さん。彼女と接した全員に、生きることの素晴らしさを残していった記憶に残る人生。素直に素敵だなと思った。2017/12/01

七色一味

43
読破。ぼろ泣きです。実話なだけに、身につまされると言うかなんというか…。治療か自分らしさか、いい加減『おじさん図鑑』で分類されるトシの私ですら思い悩む選択を突きつけられたとき、17歳のあっこのように潔い選択ができるだろうか。自分の命と引き換えても何かを全うしたいと思えるだろうか。 あの夏の、楊志館高校の快進撃の裏に、こんなドラマがあったなんて、全く知らなかった。2012/07/07

ユザキ部長

39
「人生の宝は友なり」宮地先生にとっても本当につらかったですね。この子達は将来一生懸命生きてほしい。2013/10/09

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