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1000ヘクトパスカルの主人公

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062170444
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

圧倒的反響を得た、21世紀の青春小説  大学三年生の城山義元は、迫られる将来の選択に戸惑い、空を見上げていた。サークル、バイト、家族、恋、就活――10~20代を中心に共感と感動を得た、名作。

内容説明

一人暮らしのアパート、コンビニのアルバイトに軽音サークル。特に不自由はなく、不満も無い。就職活動を前に漠然と不安を感じていたからだろうか、大学三年生の城山義元は、空を見上げていた。「もはや上手い下手の次元ではない。奇跡の産物に思えた」物語の後半で、義元は感謝する。仲間に、片思いの相手に。老婆に、主婦に、すべての縁に感謝する。一〇〇〇ヘクトパスカルの空の下、せいいっぱい生きる人たちを描いた、唯一無二の青春小説。

著者等紹介

安藤祐介[アンドウユウスケ]
1977年生まれ。福岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。現在は公務員。『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ユザキ部長

77
誰しもに経験あるんじゃないかな?仕事が忙しくなった時に空を見る余裕を失くしてる。想像すると、ここにあるもの同士の縁の積み重ねがあるから、空は青い。古本屋で手にして頁を捲るとメッセージの落書き。どうやら会社の上司(30代)への誕生日プレゼント本。「アラサーってにおい気になりますかね?若い頃の甘酸っぱい思い出、蒸しかえしてみませんか?ってな感じの本」との事。そうだね。2020/05/11

takaC

60
図書館の本棚でたまたま目にとまって借りて読んだ一冊だがなかなかこれが掘り出し物だった。若いって良いな。2013/09/18

b☆h

39
久しぶりの安藤さん。『まぁ、いいんじゃないですか…』が口ぐせの流されて生きる大学生の城山が、自分で考え取捨選択するまでの葛藤を描いた作品。マリーとまではいかないものの、私自身ここで言われる一般的な人生とは違った道を歩いてきたから、葛藤や疑問にはとても共感できた。40を目前にした今も大人とは何なのか?の問いにはまだよくわからないのが現実だ…皆何かを考え、選び取って生きてる。自分で選び取った人生を、これで良かったと振り返れるように今を生きようと感じた。2024/03/24

あみやけ

37
もうけっこう前の作品のようですが、やっぱり、安藤祐介さん、いいです。今回はまた、テーマがいい。空と写真。僕は空を見上げるの好きです。天気もいつも気になります。友恵さんとの出会いが主人公の人生を変えましたね。僕もまた、職場や公園で空を見上げようって思いました。顔を上げて。★4.52022/09/24

紅香

28
「空がどうして青いか知ってますか?」その言葉が蝶の羽ばたきになって、僕の心にうねりを起こす。。最近、空を見てなかったなっと反省。火星が接近するとかストロベリームーンだとか空と言えば夜限定。『生命は海から生まれて海は空から生まれた。そしたら空はすべてのお母さん』昼間の空は母に似て、当たり前過ぎて、安心していた。心に余裕がないときこそ、空を見上げようと思った。空は身体と連結してると教えてくれた素敵な一冊。仕事。周りの人との縁。等しく1000ヘクトパスカルの重みを背負って、一喜一憂してる私達。何だか愛情が湧く。2016/07/03

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