出版社内容情報
童心にかえる自分を写し出す。夜の紙芝居 幼少の頃の記憶、故郷、友、家族の絆、人生の挫折などすべて著者自身の体験から創りだされる大人の紙芝居。疲れた人々はその夜何かをとりもどし、酔いしれる。
内容説明
忘れかけたものを取り戻し、人生に一番大切なことを教えてくれる。今、名古屋の夜の繁華街で話題の不思議な物語。
目次
序章 時代想房―人生における四季
第1章 春(郷里)―紙芝居が生まれる、春の逸話
紙芝居第1話 「花占い」
第2章 夏(社会)―紙芝居が生まれる、夏の逸話
紙芝居第2話 「トンビコ橋」
第3章 秋(出家)―紙芝居が生まれる、秋の逸話
紙芝居第3話 「金魚すくい」
第4章 冬(未来)―去りゆく命の代わりに残される種
紙芝居第4話 「手」
著者等紹介
宮地直樹[ミヤチジキジュ]
1967年11月、現在の三重県志摩市に生まれる。中京大学にて心理学を学び、東京の商社へ就職。1994年に出家し仏門に入る。永平寺での修行後、妻の実家である岐阜の林昌寺副住職となる。1996年、新たな志のもと、アトリエ童心庵を立ち上げ、子供の日常をモチーフとした粘土人形の制作を始め、東海・関西を中心に個展を開催、2004年10月の個展のオープニングにおいて、初めて自作の紙芝居を発表。それをきっかけに紙芝居作家としての活動に没頭する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ocutec
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夜は自分自身を見つめ、心を浄化する時間。大小に関わらず悩みをかかえる大人にオススメできる一冊。ライブで夜の紙芝居を見てみたくなりました。2012/06/06
井堀 裕基
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文字もページも少なめで読みやすいけど内容は死生観や過去を振り返る事の重要性など読み応えあります。 紙芝居作品では「手」が好きだった。2014/02/08
ダンスにホン!ころりん
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20120130 第1刷発行 人生には四季があるか…。(以下帯のコピー)/忘れかけたものを取り戻し、人生に一番大切なことを教えてくれる。今、名古屋の夜の繁華街で話題の不思議な物語。NHK 「にっぽん紀行」、CBC、東海テレビ、名古屋テレビで紹介され公演依頼が殺到!/ 岐阜のお寺の住職で、紙芝居作家さんのお話にしんみりしたなぁ。2012/06/22