出版社内容情報
名作のあたらしい読み解き方! チェス盤を進みながら冒険し、クイーンになる「鏡の国のアリス」。ここに数学者キャロルが残した思いがけない仕掛けは、チェス盤の上に立つもう1枚の鏡!
内容説明
『鏡の国のアリス』の中にはもう1枚の鏡があった?トウィードルダムとトウィードルディーは双子じゃない?丘が谷でもあるってどういうこと?前に進むことは、後ろに下がるのと同じ?数字の「2」が多い理由は?物語をとことん読み込む楽しさ。
著者等紹介
山本容子[ヤマモトヨウコ]
銅版画家。1952年生まれ。美術界だけではなく幅広い分野から注目され、書籍の装画と挿絵、自らのエッセイや絵本、壁画やステンドグラスによるパブリックアート、詩人。文学者・音楽家とのコラボレーションなど多彩な活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
77
『鏡の国のアリス』をベースにチェス形式で物語が進みます。チェス自体が分からないので少し難解に感じましたが、『鏡の国のアリス』の読み解き本としては面白いと思います。話に沿って基盤が動くので、駒の動きもほんの僅かながら掴めたような気がしました。山本容子流アリスワールドといったところでしょうか。着眼点や発想が新鮮です。イラストも素敵でした。2015/11/18
みずたま
13
「鏡の国のアリス」はチェスが分からず、よく分からなかった記憶があります。かなり分かりやすい解説なので、道理は分かるのですが、私には面白さも含め読み解くのは遠い道のりな気がします。でも山本さんの着眼点や発想には驚き感心し、この本自体はとても面白いと思いました。2015/10/01
yk
4
こういう本をずっと探してました。とてもわかりやすい図での説明と、著者の鏡を真ん中に立てて家のところが坂になってる説の展開。まあおもしろいこと。模型があるとわっかりやすいなー。アリスは最終的に帰ってきていたという説好きです。2019/01/25
ツキノ
2
山本容子さんが好きで、毎日新聞にインタビューも掲載されていたので図書館にリクエスト。しかし『鏡の国のアリス』同様、よくわからずじまい。残念。チェスは覚えたいなぁ~などと思ったり。2011/07/13
薄荷。
1
チェスの知識がないので少し難しかったが、話に沿って棋譜を追うことによって、新しい理解の仕方が出来たような気がする。イラストももちろん素敵。2015/07/01