内容説明
一二〇〇年の伝統を誇る清水寺。毎日を大切に生き、一つ一つの出会いを大事にすること。脈々と受け継がれてきた仏の“こころ”を柔らかく語る。
目次
こころと身体が一つになる
一期一会
一つのいのち、みんなのいのち
こころに思いを積み重ねる
清水寺まんだら
お寺で安らかに
精進ということ
お釈迦さまと法相の話
著者等紹介
森清範[モリセイハン]
昭和15年清水に生まれる。昭和30年清水寺貫主・大西良慶和上のもとに得度、入寺。昭和38年花園大学卒業。真福寺住職。八幡市円福寺専門道場に掛塔。昭和55年清水寺法務部長。泰産寺住職。昭和60年清水寺貫主、北法相宗管長就任。全国清水寺ネットワーク会議代表。洛陽三十三所観音霊場会会長。京都仏教クラブ会長。文人連盟会長。社会福祉法人衆善会名誉顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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B.J.
4
●回向(えこう):お経を向こうの亡くなった人に回す。亡くなった人に対して功徳を捧げるということ。 ●「精進」:ひとつひとつ積み重ねていくということ。 ●お釈迦様は、「食は、乞食に限る」とおっしゃっているので、僧侶の食事は乞食、つまり托鉢をしなさい。 ●禅というのは、「教外別伝」というのが教義。お経に書いてあるものだけが修行のお手本ではなく、修行を実践すること、托鉢をすること、坐禅をする。そのようなことがすなわち修行だから、野菜やいろいろなものを作ることが修行になっていく。・・・本文より2020/03/10