出版社内容情報
宮本武蔵と並ぶ剣の達人・塚原卜伝の生涯。83年の生涯で、真剣の試合19回、戦場の働き37回、打ち取った敵は212人という無敗の剣豪を、まったく新しい視点で書き下ろした大河ロマン。
内容説明
83歳まで生きた剣豪卜伝は、真剣の試合19回、戦場の働き37回、一度も不覚を取らず、矢傷6か所以外に傷ひとつ受けなかった。鹿嶋市に生まれ、鹿島神宮ほかに神宮として奉職し、郷土史家として活躍している著者が、鹿島新當流宗家吉川家に伝わる資料や、卜伝の廻国修行の足跡をたどって各地に残る資料を集め、まったく新たに書き下ろした大河ロマン。
著者等紹介
矢作幸雄[ヤハギユキオ]
郷土史家。1934年、茨城県鹿島町(現在、鹿嶋市)宮中に生まれる。3歳のころより水戸市に在住し、4、5歳は満州で過ごす。1943年、父の戦死により、鹿島に帰る。1951年、兄の病死後上京。昼間工場で働き、夜都立工高機械科に学ぶ。1956年、国学院大学に学び、神職資格正階を受ける。1960年、大洗磯前神社権禰宜となる。1961年、鹿島神宮権禰宜となる。このころより郷土史研究を始める。1969年、塚原卜伝没後400年を記念した小冊子の作成にかかわったのがきっかけで、以来40年間、卜伝の生涯を追い続けている。1983年、神道教誨師に任命され、現水戸刑務所ほかを担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sanchai
1
郷土史研究家が書いた小説。女性との交わりはちょっと余計な気もして、小説としてはイマイチで、塚原卜伝の剣の凄さは伝わりにくかったが、この剣聖にまつわるエピソードをちりばめ、ファクトを理解するには良い読み物だと思った。2011/12/31
Yutaka
0
実家が鹿嶋のため、心引かれる内容であった。卜伝は読む本によって人物像が変わるが、根幹にあるものはかわらない。何故か以前テレビでみた大和製作所の藤井社長と人物像が重なる。剣の達人とラーメンの達人に何故か似たものを感じた。年を重ねるごとに熟練する生き様は憧れだ。2013/04/02
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