神の左手

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  • サイズ B6判/ページ数 470p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062169394
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

世界30ヵ国で話題騒然!

「この物語を読み終えたときの衝撃は、おそらく一生忘れない。飼い慣らされたかに見えたファンタジーが、いきなり牙をむいて挑みかかってきた。ほうき星のように飛びこんできた、怪物のような作品」――金原瑞人

あたり一面不毛の荒野にそびえる超巨大な建物――「サンクチュアリ(聖域)」。縦横無尽に迷路が走るこの場所は、その名に反して監獄とも修道院ともつかない恐怖の迷宮。
自らを救世主(メシア)と呼ぶ謎の集団が支配するここには、10歳にも満たない男の子たちが次から次へと連れてこられる。
食事は最悪、規則を破れば死にも至る刑罰、友人は禁止、知識を求めるなどもってのほか。
10年にも及ぶ訓練を経て、彼らはいずこへか送り出される。そしてその目的は誰も知らない……。
嘘と裏切りと抑圧に満ちたこの世界で、他人には決して心を開かない14歳のケイルは、殺人がらみのいまわしい事件に巻き込まれ、仲間二人との脱出を余儀なくされる。
その逃亡をきっかけに一気に加速する物語! 神は彼らにいったい何をさせたいのか?

(原題)
THE LEFT HAND OF GOD

ポール・ホフマン[ポール ホフマン]
著・文・その他

金原 瑞人[カネハラ ミズヒト]
翻訳

内容説明

あたり一面不毛の荒野にそびえる超巨大な建物―「サンクチュアリ(聖域)」。縦横無尽に迷路が走るこの場所は、その名に反して監獄とも修道院ともつかない恐怖の迷宮。自らを救世主と呼ぶ謎の集団が支配するここには、10歳にも満たない男の子たちが次から次へと連れてこられる。食事は最悪、規則を破れば死にも至る刑罰、友人は禁止、知識を求めるなどもってのほか。10年にも及ぶ訓練を経て、彼らはいずこへか送り出される。そしてその目的は誰も知らない…。嘘と裏切りと抑圧に満ちたこの世界で、他人には決して心を開かない14歳のケイルは、殺人がらみのいまわしい事件に巻き込まれ、仲間二人との脱出を余儀なくされる。その逃亡をきっかけに一気に加速する物語!神は彼らにいったい何をさせたいのか。

著者等紹介

ホフマン,ポール[ホフマン,ポール][Hoffman,Paul]
1953年生まれ。作家、脚本家。イギリスのニューカレッジにて英文学を学ぶ

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山県生まれ。翻訳家、児童文学研究者。法政大学社会学部教授。英米のヤング・アダルト、ファンタジー小説の翻訳で著名。訳書、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

18
私たちが言葉に対して抱くイメージを上手く裏切った物語世界やキャラクター設定に、冒頭からぞくぞくさせられる。これほど真逆のイメージが成り立つ世界となると、善悪の境目はゆらゆら揺れる。その揺れる世界に、まだ自我を確立していない少年達が放り込まれるのだから危なっかしいビルドゥングスロマンになることは間違いない。ケイルは、後にダースベイダーとなったアナキン・スカイウォーカーによく似ている。もう一人のアナキンがダークサイドに堕ちるのか、それとも本来のサンクチュアリに落ち着くことができるのか。その時、善は、世界は。 2014/11/15

naonchi

12
持ち歩きに不便、寝ながら読むのも不向き、というくらいのボリューム。3部作出揃ってから読むと途中で挫けそうやな・・・ということで様子見してたのを、8月に第2部発売と聞きやっと自分の中で解禁。楳図かずお氏の恐怖漫画と似たタイトルですがまったく関係ありません。表紙かっこいいので見ていただければ世界観はそのまんま。スターウォーズっぽい宿命論的な展開になっていくのかなぁ?うまいところで寸止め。続きが楽しみ。2012/06/25

ぽけっとももんが

7
これはいったい、どこに辿り着く物語なのだろう。主人公のケイルはなにも求めていないし探してもいない。愛する人との穏やかな暮らしすら欲していない。かといって戦うこと、強くなることに喜びを見出すわけでもない。彼は変わっていくのか。見届けなくては。ところで会社の昼休みにこれを読んでいたら、同僚が「火花に似てる」って。確かにこの装丁、よく似てる。2017/09/28

zwei

7
「われらは大地にこぼれし水と同じ。一度こぼれた水は二度と元の場所にはもどらない」ケイルは、押さえきれない怒りの衝動に突き動かされ、必ずと言って良いほど後悔する羽目になる行動をとってしまう。ツリートップで過ごした2ヶ月が最も幸せな期間だということが辛い。いろいろ展開が早く駆け足すぎて、気になることも。サイモンがはぐれたと謀ったクールハウスの嘘は暴かれなかったのでしょうか。また、農夫の小屋に置き去りにしたコン・マラツィは?色々に気になりつつ次巻へ!2012/10/14

りか

6
翻訳の金原さんの作品への賛辞にひかれて借りてきたのですが…う~ん^_^;☆☆サンクチュアリ”とは名ばかりの要塞で、ひたすら戦うためだけに育てられる少年達。中でも群を抜いた“殺人マシン”とも言えるケイルは、ある切っ掛けで殺されそうになっている少女リバを助け、仲間のヘンリとクライストと共にサンクチュアリを脱走するのですが…☆☆冒険??ファンタジー??ダーク??全てにイマイチな印象でした。皆さん次巻が楽しみと感じたようですが…私は…ワクワク出来なかったなぁ…上巻は何とか読み終えましたが…^_^;2012/09/26

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