土地〈第1巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062167178
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

25年かけて執筆された韓国最高の大河小説韓国現代文学史上、最高の女流作家・朴 景利氏による畢竟の大河小説。李氏朝鮮王朝崩壊から、近代韓国成立までの60年間の歴史と苦難する民衆を描く一大叙事詩

内容説明

物語は慶尚南道河東郡平沙里の大地主・崔参判家の当主崔チスの若妻が、下男のクチョンと駆け落ちする場面から切って落とされる。ところが数奇なことには、崔チスと下男のクチョンは異父兄弟であった。産みの母の尹氏は、この道ならぬ逃避行を心中では喜んでいたのだ。崔参判家の血族が織り成す波瀾万丈の「全体小説」刊行!韓国文学史に燦然と輝く国民的大河小説。

著者等紹介

朴景利[パクキョンニ]
解放後(戦後)の韓国を代表する女流作家。1926年、慶尚南道忠武市(統営)生まれ。1955年、『計算』で文壇にデビューし、『不信時代』、『僻地』、『暗黒時代』などの問題作をたて続けに発表した。『土地』は、1969年9月『現代文学』誌で連載が開始され、約25年の歳月をかけて、1994年に脱稿した。この小説は慶尚南道河東郡を舞台に、両班の大地主、崔参判家の栄枯盛衰を通じて韓国の近代史を描いた大河小説で、5部、全16巻に及ぶ大作である

金正出[キムジョンチュル]
1946年、青森県生まれ。当地の青森高校を経て、1970年、北海道大学医学部卒業。現在、茨城県小美玉市にて美野里病院院長。カナダ韓国語学院主宰

金容権[キムヨンゴン]
1947年岡山県倉敷市生まれ。1971年早稲田大学文学部卒。現在、韓国朝鮮に関する著述・翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

umeko

5
完全版ではなく青少年向きに縮められたダイジェスト版の完訳のためか、読み物としては物足りなさを感じます。物語の筋は面白く、歴史、宗教、文化など興味深いものがありました。2012/05/15

Hiroshi Takeshita

1
これは短縮版だそうだ。オリジナルはこの四倍ほど長い。饒舌な作家と言うのは、往々にして既読感を生まないものだ。彼等にとって、書くべきことはそれだけある訳で、ユゴーしかり、プルーストしかり、最低限の言葉で表されている。あーオリジナルが読みたい。2016/01/18

Jeanie

1
情報量の多すぎる人物紹介や家系図に混乱。ところどころ深い!とうなったりしながらようやく一冊目終了で、あと5冊。道のりは長い。2012/05/11

ぽん

0
韓流時代劇のように、華やかな王宮も、立身出世する人も出てこない。 ただ、苦しくて辛い人生が描かれる。 でも、早く続きを読みたいと思う。2012/05/19

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