錨を上げよ〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 616p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062167017
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

青春の最後に見た真実とは。感動の最終章!
大阪を飛び出した又三は、パチンコ屋、ホストクラブ、右翼団体など、ひたすら日本を漂流する。そして、大都会から辺境へ、本物の冒険へと身を投じるのだった。

内容説明

作田又三、二十四歳、すべてをなげうち、大阪を飛び出した。何の目的もあてもない。「どこかへ行きたかっただけだ。行く先などどこでもよかったのだ」昭和五十年代の東京を漂流した又三は、ついに北海道根室に立つ。緊迫する北方領土の海に跋扈する特攻船。又三の航海に暴風が吹き荒れる。はたして錨を下ろす「終着の港」にたどりつけるのか?16世紀の悪漢小説を現代の日本を舞台に甦らせた、途方もないエネルギーに満ちた物語。感動の最終章。

著者等紹介

百田尚樹[ヒャクタナオキ]
1956年大阪生まれ。同志社大学中退。関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」のメイン構成作家となる。2006年『永遠の0』(太田出版)で小説家デビュー。講談社文庫にて刊行され、68万部を突破(’10年11月末現在)する大ベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッツ

85
やっと読み終えました。作田又三は、初めハチャメチャで共感出来なかったけど、最後は心配で百田ワールドにはまってしまいました。いつも内容が違う百田さんの本。又三が次々、職や、恋愛が変わって行くのは、伝記、自分へのメッセージみたいに感じました。また厚い続き出たら読むだろうなぁ。2014/03/18

Makoto Yamamoto

71
上下巻で1000ページを超える大作だった。 ただ、30歳までの期間を淡々と出来事(一つ一つはそれなりに破天荒だと思う)を書き連ねている感じ。 その中で、女性に対する思いが相手は違うが、ず~っと繋がっているのが興味深い。 また、ところどころに出てくる、人生、恋愛等に対する考え方も興味深かった。2019/06/13

nyanco

68
こんなに人の何倍も、濃く生きられるものなのかしら。この濃い部分と、ダラダラの部分の振り幅の大きさにどうもついていけません。そして、ど~にもダメなのは百田さんの女性観、恋愛観。今までの作品を読んでも、いつも気になっていたんだけど、やっぱり私には合いません。女性の気持ちを基本的に理解していない。終盤、影山に間違いを諭す形で語られているが、これがどうにも付け足しにしか感じられない。百田さんの心からの言葉に感じられない。男性からみると魅力的な男なのでしょうか?続→2011/01/07

Yuna Ioki☆

67
576-187-7 なんだろう、このもやもやした読了感。先日の選挙の応援演説の他人を小馬鹿にした発言そのままの人間性が汲み取れる作品でしかなかった。自分は賢い、強い、おまけに人情に厚い潔癖な人間ですってアピールしてるの?って感じでした。2014/06/07

Tsuyoshi

65
ウニ密漁、放送作家、バンコク放浪等々。スピーディーでダイナミックな展開自体は面白かったが、行動力の源が「愛」といいつつあまりにも直情的で他人への寛容がない又三の自己的な愛情論にはかなり残念だし、振り回される方も堪らないかと。まぁ又三に限らずよく遊ぶ人ほど相手の貞操観念を気にするのは囲いたい本能なのかな?恋愛事は主観的なものなので善悪なんてないんだろうが、長く維持していくために互いが努力する姿勢が愛なのかなと本作を読んで考えさせられた。2018/06/24

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