鉄道旅へ行ってきます

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鉄道旅へ行ってきます

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062166935
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0095

出版社内容情報

乗って、しゃべって、また乗った! 酒井順子、関川夏央、原武史。希代の鉄道乗り三人が列車に揺られて、全国を縦横無尽に駆け巡る!乗って、しゃべって、また乗った! 希代の鉄道乗り三人が列車に揺られて、車窓旅。
「男二人+女一人というのは絶対におもしろい。何しろ、鉄道趣味史上初めての試みなのだから」(原武史氏)、「鉄道愛の方向性は人それぞれではありますが、三者三様の愛の形が混ざり合うことによって、よく知っている人と行く時には味わうことができない、オリジナルな旅ができてきたのです」(酒井順子氏)、「回をかさねるごとに息があうようになった一座の汽車旅は、どれも忘れがたい」(関川夏央氏)。北陸本線を一日で巡り、駅そばを次々に平らげる驚愕の行脚企画「徹底検証 北陸駅そば五番勝負!」を始め、「小説現代」で大反響を呼んだ人気シリーズが遂に単行本化。

■鼎談
鉄道の旅はいつも楽しい 東武特急スペーシア&わたらせ渓谷鐵道/鉄道の旅はやっぱり楽しい 磐越東線/大人の遠足で行こう 八高線&秩父鉄道SL急行パレオエクスプレス/徹底検証 北陸駅そば五番勝負! 北陸本線/「名駅」「変駅」「絶景駅」を訪ねて 名古屋鉄道&東海交通事業ほか/冬の日本海 雪と演歌と絶景の旅 五能線
■ひとり旅エッセイ
汽車旅戦国旅の飯田線 関川夏央/青春と味の記憶をめぐる函館本線 原武史/バス&南海高野線でゆく「聖と俗の高野山」 酒井順子
■書き下ろしエッセイ
まえがきにかえて 原武史/三者三様の愛の形 酒井順子/「社員旅行」ノスタルジー 関川夏央


関川 夏央[セキカワ ナツオ]
著・文・その他

原 武史[ハラ タケシ]
著・文・その他

酒井 順子[サカイ ジュンコ]
著・文・その他

内容説明

「男二人+女一人」という鉄道趣味史上初めての試み。希代の鉄道乗り三人が織りなす日本一の車窓旅。

目次

1 鉄道の旅はいつも楽しい―東武特急スペーシア&わたらせ渓谷鐵道
2 鉄道の旅はやっぱり楽しい―磐越東線
3 大人の遠足で行こう―八高線&秩父鉄道SL急行パレオエクスプレス
4 徹底検証北陸駅そば五番勝負!―北陸本線
5 「名駅」「変駅」「絶景駅」を訪ねて―名古屋鉄道&東海交通事業ほか
6 冬の日本海雪と演歌と絶景の旅―五能線
三者三様の愛の形
ひとり旅(汽車旅戦国旅の飯田線;青春と味の記憶をめぐる函館本線;バス&南海高野線でゆく「聖と俗の高野山」)
「社員旅行」ノスタルジー

著者等紹介

酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを執筆。立教大学社会学部卒業後、三年間の広告代理店勤務を経て、エッセイストとして執筆活動に入る。2004年『負け犬の遠吠え』で第20回講談社エッセイ賞、第4回婦人公論文芸賞をダブル受賞。鉄道関係のエッセイも多い

関川夏央[セキカワナツオ]
1949年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。作家。1985年『海峡を越えたホームラン』で第7回講談社ノンフィクション賞、1998年に漫画原作をつとめた『「坊っちゃん」の時代』(作画・谷口ジロー)で第2回手塚治虫文化賞を受賞。2001年『司馬遼太郎の「かたち」』、『二葉亭四迷の明治四十一年』などにより第4回司馬遼太郎賞、2003年『昭和が明るかった頃』で第19回講談社エッセイ賞を受賞した

原武史[ハラタケシ]
1962年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本経済新聞社勤務を経て、東京大学大学院法学政治学研究家博士課程中退。現在は明治学院大学教授。専攻は日本政治思想史。1998年『「民都」大阪対「帝都」東京』でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』で第55回毎日出版文化賞、2008年『滝山コミューン一九七四』で第30回講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』で第12回司馬遼太郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

82
中年男女三人組。それぞれ個性豊かな文筆家だが、隠れ(てもいないか?)鉄ちゃん・鉄子であられる。雑誌の企画で一緒に旅を楽しみ、言いたいことを言うのだが、政治学者の原先生が計画立案し他の二人を引っ張りまわす。もちろん関川さん、酒井さんとも鉄道旅に一家言あるのだが、そこは大人、原先生を立て列車を乗り継ぐ。車中で、いかにもマニアと見られることを極力避けたがりながら、しっかりマニア。謎の中年カップルの素性を「不倫関係かなぁ」と推し量ったり、駅そばをハシゴしたり。ちょっと微妙な、社会派的鉄道ウンチク満載の楽しい旅。2019/12/28

18
北陸でホームの立ち食いそば5番勝負!というのが特に面白かった。特に麺類なんでも好きなので(ニシンそばのぞく)、誰かが自分のために作ってくれたものという前提さえあれば、たぶん何を食べてもあったけえあったけえ人の温もりがあったけえで、私は満足しちゃうだろうなあと「とても食べる気になれませんでした」と罰当たりな感想を述べる某方に脳内でグーパンかます我であった。だって立ち食いそばお安いじゃない!!求めすぎ!!!2017/04/01

たまご

18
すごい,楽しそう…! そっか,富山の駅そばはおいしいんだ…去年秋に富山に行く前に読んでおくんだった,と地団駄.これは,食べ残した富山ブラックと共に駅そばも回収しに行かねば! 私も乗ったことのある五能線とか飯山線とか,鉄でも(多少?)自慢できる,とゆー路線だそうで,いや,わたし,鉄じゃないですけど…(ち,ちがう?). この3人の,乗り合わせた協調性に乏しそうなほかの鉄の方々への冷静な視線がおかしいです.2016/02/03

さっと

14
おもしろかった。「鉄道に乗ること」を第一とした鉄道旅をうたっているだけあって、観光地の類はほとんど出てこない。目的地はないに等しい。たとえば、目的は駅そばの食べ比べだったりする。それほどまでに個性というか、違いがあるのかというと、店構えから応対するおばちゃんまで実にさまざまなんである。鼎談のあとにはソロパートもある。原先生は函館本線をゆく。駅そばでは辛い点が多かったが、いかめしやかにめし、ラーメンはおほめいただく。新幹線札幌延伸の折には、貴重な「山線」の記録になるだろう。2023/12/04

めぐねい

10
10年以上前の本なので、今これと同じことをしたいと思っても廃線しててできないものもあるんやね。鉄道旅は好きだけど、基本一人。友達がいないからだけとも言う(笑)私は乗り鉄でもあり、酒井さんと同じように眠鉄でもある。なのでナイス景色を見逃すことも多い・・・。今月末に旧信越本線を走っている高級列車に乗る予定だけど、この3名には興味ないのかなぁ。飯田線もいつか乗ってみたいと思ってるけど、この作者さんたちは既に流行り出ないと。まぁ気にしないで好きなように乗っていこう。駅そばってそこまで美味しくないのがあるんかなぁ。2022/07/06

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