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出版社内容情報
世紀の大事件に関与した情報局員たちの真実。
世界18カ国で翻訳された名著! 原爆製造から9.11同時多発テロまで、歴史的事件の裏に隠された「闇の戦争」をひも解き、世界情勢の本当の姿をあぶり出す。
内容説明
事実はスパイ小説より奇なり。
目次
全世界が舞台のMI6
防諜と治安維持のMI5
第二次世界大戦と英米情報機関
原爆の秘密をソ連に渡したスパイ
イギリス大使館に潜入したソ連のスパイ
アラブの反乱
インドとアイルランド
寝返りと裏切りの応酬
レーガンの時代とCIAの闇
時代は変わる〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羊山羊
11
世界の諜報合戦を見つめ続けたMI5とMI6。その長い歴史をつぶさに綴るスリリングなヒストリカルノンフィクション!冷戦期の人命の安さに慄く。当然の様に大物政治家の暗殺計画が計画されて実行されようとする。一国の首脳が心をかき乱されてゆく。濃密な世界の裏側がたっぷり詰まった1冊。だが、エピソードをまとめた1冊なので、エピソードの濃さは全体的に広くて浅め。ガッツリ読むならベン・マッキンタイア―氏とかの方が熱中できるかも。2021/12/10
とし
9
イギリスの諜報機関であるMI5とMI6を軸に、過去100年の世界の情報戦、謀略戦のえげつない実情を活写した本。通史的に書かれてるので個々のトピックの内容は薄いが、世界の諜報戦の流れがよくわかる。僕は自分が物心付く前の現代史に関してはまったく無知で、教科書程度の知識しか持っていないから、非常に面白かった。イスラエルのモサドに公然と暗殺部隊があることに慄然としたし、MI6やアメリカのCIAが、自国の恥を糊塗するためなら平然と暗殺を行う実態にもビックリした。いや、薄々知ってたけど、やっぱりそういうもんなんだな。2016/03/17
よう
6
図書館本。2021/08/20
yooou
6
☆☆☆☆★ 前半は既知の話題ばかりで、こりゃあれかと思っていましたが、後半の広がりはすごい。よくぞここまで調べたものだ。2016/05/29
臓物ちゃん
5
かの有名な大英帝国の諜報機関についての歴史本。スパイの活躍というより、ほとんど役人が裏で駆けずり回ってる話しか載ってないので、ケルベロスサーガみたいな押井守が好きな人にはオススメ。やっぱりフィルビーが強烈だわ。それと、9・11が起きるまでMI5にアラビア語が解る局員が誰もいなかったというのは流石にアカンと思った。2015/02/13