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家康、死す〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062165020
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

家中には、まったく怪しまれずにいる身代わりの家康。しかし、世良田次郎三郎には、疑問が日毎ふくれあがってくる。そして、ついに暗殺の首謀者に辿り着いた時、次郎三郎にも裏切りの誘いの手が。武田信玄の死、織田信長の天下取り―家康出生の謎が、三河・遠江をはじめとする戦国の世に、風雲を運んでくる。

著者等紹介

宮本昌孝[ミヤモトマサタカ]
1955年、静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に入る。’95年、『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、時代・歴史小説の旗手と目される。’06年発表の『風魔』が痛快時代小説の超大作として高く評価され、中山義秀文学賞最終候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

30
家康暗殺が、すり替わった家康の母御大の陰謀だったことを知った世良田次郎三郎といまの家康の暗闘が繰り広げられる。そのなかで次郎三郎の手足耳目となって働く女忍びの娑衣が存在感を増してきてとてもいい。それが奇想天外な終章に繋がるところもお見事。それだけに、武田と徳川の攻防戦より次郎三郎と家康の心理戦をもっと読みたかったな。2021/05/23

藤枝梅安

26
信康を守ろうとする次郎三郎の奮闘。女忍び・娑衣の次郎三郎への思慕。下巻ではスピード感が増し、史実とフィクションが交差して物語が進む。合戦シーンや斬りあいのシーンもリアリティが高い。剣豪小説のように剣の先で相手の喉元を切る、というスマートなものではなく、組み付いて相手の動きを止めてから小刀で喉を掻き切る場面が多い。従来あった「家康別人説」「家康影武者説」を踏襲しながら、信康と瀬名(築山殿)、そして家康の死をたどっていく。「家康、死す」というより「家康、何度死す?」という小説。最後で失速しちゃったのが残念。2011/10/15

ネコ虎

9
歴史的事実の大枠から外れることのできない制約の中で如何に面白いドラマを紡ぐことができるか。その点では謎やハラハラ、意外性も大いに書かれており、いい出来栄えであった。最後のほうで、急ぎ過ぎの感があり、もう少し余韻のある書き方をしてほしかった。2018/05/23

ちゃんちゃん

6
物語の終焉に向け、スピード感がありました。ただ歴史ものだから仕方ないんでしょうけど、迎えた結末は個人的にいまひとつ。途中で盛り上がってラストはうーん。。。という感じかな。2011/03/24

なほまる

4
最後、広げた風呂敷をどうたたもうか迷ったのかなー という感じ。ラストは悪くないんだけど、書かれ方にとってつけた感があって盛り上がりに欠ける感じ。面白かった というより、「影武者徳川家康」に向けて、よくがんばったなー という感じが一番する。2010/11/21

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