出版社内容情報
専業主婦からFBIも顔負けのカリスマ犯罪プロファイラーに! ある殺人事件をきっかけに、プロファーラーになった女性の数奇な人生
私はただのおせっかい焼き? それとも思い込みの激しい好奇心旺盛なオバサンなの?
家事に子育てに専業主婦生活を満喫していたパット・ブラウンの人生は、ある事件によって一変した。殺されたのは若い女性だった。犯罪とはまったく無縁の町で起きた殺人事件に驚き、おびえるパットには、気になることがあった。それは、自宅の下宿人ウォルトの不可解な行動だった……。
はじめはただの不可解な行動でしかなかったウォルトの言動を調べるにつれ、やがて状況証拠はウォルトが殺人犯であることを示すようになる。夫にも警察にも取り合ってもらえず、殺人犯は野放しのまま、被害者は忘れ去られていく。パットは、無力感にさいなまれながらなすすべもなかった。
しかし、このことがきっかけで、独学でプロファイリングの技法を学んでいくことになる。片っ端から、犯罪学、被害者学、刑事法などを勉強し、犯罪被害者のための無料相談を始め、テレビなどにも出演。それがきっかけで、全米の話題となり、未解決事件のプロファイリング依頼が殺到。
全米の犯罪再現テレビ特番に引っ張りだこの彼女が迫る、猟奇殺人犯の心の深淵。
第1部 境界線
第1章 アン 殺人事件
内容説明
被害者の口と首にハンガーを巻きつけた殺人鬼、レイプするかわりにマスターベーションをしたあと喉をかき切った倒錯者、美女を一七回もめった刺しにしたシリアル・キラー。いったい、何が異常殺人者たちを凄惨な犯罪に駆り立てるのか。専業主婦からカリスマ・プロファイラーとなった著者が、アメリカで実際に起きた猟奇殺人事件の細部と、犯人割り出しのプロセスを克明に再現した、戦慄のノンフィクション。
目次
第1部 下宿人(アン 殺人事件;人生の転機;ウォルト 容疑者;新たな仕事)
第2部 私のプロファイリング事件簿(サラ ナイトクラブの裏で起きた殺人;ヴィッキー 真夜中の訪問者;メアリー・ベス 犯行の手口;ドリス 意外な被害者;ミッシー 少女の悪夢;ドンネル 同期の問題;クリスティーンとボブ 二重殺人;二度だまされたら、だまされた者の恥)
著者等紹介
ブラウン,パット[ブラウン,パット][Brown,Pat]
犯罪者プロファイラー。被害者遺族からの依頼に応じて、未解決の性的殺人事件をプロファイリングする組織“ザ・セクシャル・ホミサイド・エクスチェンジ(SHE)”を創設し、CEOを務める。ボストン大学で刑事司法修士号を取得。エクセルシオ大学では全米で初めて公認された犯罪者プロファイリングおよび捜査分析プログラムを展開し、非常勤教授も務める。また、MSNBC、CNN、FOXなどのテレビ番組で犯罪者プロファイリングのコメンテーターとして、過去10年で1000件以上の犯罪分析を行ってきた。2003年には、連続殺人犯の心理を描いた“Killing for Sport: Inside the Minds of Serial Killers”(未邦訳)で作家デビューを果たしている
村田綾子[ムラタアヤコ]
翻訳家。英米のノンフィクション作品を中心に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei
sohya_irej
chaki