内容説明
ボンベイ郊外に建つコロニアル・ゴシック様式の館、アルデシル荘を相続したヒラは、各界の名士を集めてハウス・パーティーを催した。招待客は天才作家、料理評論家、舞踏家、女性運動の闘士、ファッションモデル、実業家、高名な医師とその妻。毒舌家のコックは、晩餐用にインド三千年の歴史を食で表現した特別コースを用意していたが、その料理にはある特別な意図が秘められていた。次第に明らかとなる人々の過去と複雑な人間関係。不穏な空気の流れる中、ついに殺人事件が勃発する。嵐の襲来により孤立した館で、元警察官のラッリ叔母は事件解決に奮闘するが、第二、第三の殺人が…。“インドのクリスティー”スワミナタンの本格雄篇。
著者等紹介
スワミナタン,カルパナ[スワミナタン,カルパナ][Swaminathan,Kalpana]
1956年生まれ。インド、ムンバイ在住のタミル系作家。外科医として働きながら、児童小説、普通小説、ノンフィクション、ミステリーを執筆。元警察官のラッリを探偵役とする短篇集『謎めいた死』(1997)のあと、クリスティー風のカントリーハウス物を目指したという初の本格ミステリー長篇『第三面の殺人』(2006)で注目を集め、シリーズ第二作『園丁の歌』(2007)はベストセラーとなった
波多野健[ハタノケン]
1949年、京都市生まれ。東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒業。ニューヨーク、ムンバイに駐在。2000年、「無時間性の芸術へ―推理小説の神話的本質についての試論」で第七回創元推理評論賞受賞。探偵小説研究会会員。ミステリー評論活動に加え、機関誌に本邦未紹介ミステリーの翻訳を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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とし
wm_09
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