出版社内容情報
孫文と辛亥革命を最後まで支えた梅屋庄吉。遺言により封印されてきた驚愕の史実が甦る!孫文の革命へ2兆円を捧げた日本人がいた!
勃興期の映画産業で築いた巨万の富を、梅屋庄吉は惜しげもなく孫文へ捧げた。2人の盟約とは? 梅屋の死後、公開が禁じられていた資料が、曾孫により陽の目を見る。
小坂 文乃[コサカ アヤノ]
著・文・その他
内容説明
孫文と辛亥革命を最後まで支えた梅屋庄吉。遺言により封印されてきた驚愕の史実が甦る。
目次
第1章 「猫魂」が宿った少年
第2章 君は兵を挙げたまえ。我は財を挙げて支援す
第3章 革命を支えた映画ビジネス
第4章 中国の歴史が動いた日
第5章 大義をもって友をかくまう
第6章 恋愛シェルター
第7章 再起
第8章 引き裂かれる二人の盟約
著者等紹介
小坂文乃[コサカアヤノ]
東京生まれ。中学・高校時代を英国にて過ごす。立教大学社会学部観光学科卒業。卒業後、Waterford Wedgewood Japan株式会社勤務を経て、日比谷松本楼入社。現在、常務取締役企画室長。日英協会会員、「孫文と梅屋庄吉研究センター」(上海)顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BLACK無糖好き
5
「君は兵を挙げたまえ。我は財を挙げて支援す」孫文の革命思想に共鳴し、映画ビジネスを発展させて得た莫大な財を投入し続けた日本人 梅屋庄吉の生き様。二人の間にアジアの同胞として強固な絆で結ばれた上記の盟約が交わされた。孫文死後、梅屋庄吉は孫文の銅像を4基中国に寄贈した。文化大革命の嵐の中、周恩来は「その銅像は日本の大切な友人である梅屋庄吉から贈られたもの。決して壊してはならない」と指示した。今の時代こそ日中友好の礎として孫文と日本人の関係に思いを馳せたいものです。2015/06/11
なあちゃん
1
TVドラマの原作本。 ドラマはとてもうまく纏まっていたなと思う。 こんな気骨のある日本人がいたということに、おどろき。2014/03/26
technohippy
0
孫文の何に惹かれてそこまでするのかはこの本だけでは分からないものの、ひとつの約束を徹底的に貫き通す生き様は書籍で読むにはとてもいい。身内にいるとたまらんだろうけど。2017/05/04
チンズ
0
どうしてももう一度読んでみたくて図書館で再度借りて再読。 梅屋庄吉という人は素晴らしく商才のある人だがそういう人たちを惹きつける孫文という人物が気になって仕方がない。 二度読んでも感動ものです。2016/12/18
チンズ
0
孫文のことをもっと知りたいと思って読みました。孫文の死後、梅屋庄吉の言葉にウルウル。 2016/07/09