獣の奏者〈4〉完結編

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獣の奏者〈4〉完結編

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  • サイズ B6判/ページ数 434p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062156332
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

祝!アンデルセン賞作家賞受賞「自然や生き物に対する優しさと深い尊敬の念に満ちた」累計200万部突破の壮大なファンタジー!!“『獣の奏者』圧倒的な筆力でいよいよ完結!” 降臨の野からエリンはどこへ向かったのか。人と獣という、永遠の他者どうしが奏でる未知の調べが響いたとき、この世に何が起こるのか。待望の続編2冊同時刊行!

上橋 菜穂子[ウエハシ ナホコ]
著・文・その他

内容説明

王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練をくり返すエリン。―けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦の中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うのか。王獣が天に舞い、闘蛇が地をおおい、“災い”が、ついにその正体を現すとき、物語は大いなる結末を迎える。

著者等紹介

上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
立教大学博士課程単位取得退学(文学博士)。専攻は文化人類学で、オーストラリアの先住民族アボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、川村学園女子大学教授。著書に『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』と三作合わせて路傍の石文学賞)、『虚空の旅人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』と四作合わせて巌谷小波文芸賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

206
焦がれんばかりの願いを胸に最大限の努力し、煩悶の中で下す、ぎりぎりの決断。それが最悪の結果を招こうとも決して顔をそむけまいとする意志・覚悟。エリン・イアルだけでなく自ら戦いの地に臨もうとする真王セィミヤ、嫁ごうとするオリ、ジェシまでもが自ら決断し行動する。旅立ち前夜ジェシに「伝えるために、死に物ぐるいで生きぬくわ」と告げるエリン。松明の火を手渡していける人になりたいと云う願い。〈災い〉は起こるべくして起きてしまうが・・・「おまえのおかげで、わたしのすべてが報われた・・ありがとう、ジェシ」 →コメントへ2010/06/29

がらは℃

197
災いの連鎖を断ち切るためにいばらの道を悲しみと苦しみと共に歩みきったエリンとリラン。どんな小さな火であっても、学び理解して子供達に伝えていかなければいけないんだなあ。そして僕らが出来なくても伝えていくことが、子供達、そのまた子供達の光にかわるんだろうなあ。エリンとジェシのもとに駆けつけた入舍ノ式のシーンが、心に強く残っている。。。涙なしでは、読めない物語だった。2011/01/21

ドナルド@灯れ松明の火

182
完結編もやっぱりミステリ仕立てでぐいぐい引き付けられる。「松明の火を想像してみて。松明の火は自分の周りしか照らせないけれど、その松明から、沢山の人たちが火を移して掲げていったら、ずっとずっと広い世界が、闇の中から浮かび上がって見えてくるでしょう?」とジェシに伝える。どうしても戦が避けられない人間の性、避けられないのか苦悩するエリン。ハジャはイスラムをリョザ神王国はキリスト教を、闘蛇は戦車で王獣は戦闘機を想像させる。この作品は自然破壊を嫌い人間の戦いを無くそうとする反戦小説だった!読了後しばし感慨に浸った。2011/07/16

れいぽ

180
闘蛇と王獣が闘うと…の結末は本当に切ない。人が立ち入ってはいけない領域というのは絶対にある。その禁を破ったときのしっぺ返しのような暴走は誰にも止められない。。。カザルムに訪れたヨジュにエリンは言う。「わたしには、幸せというのは大きすぎる網のような気がするのです。」「その言葉で包めば、包めるものも多いけれど、隠れてしまうものも、多いような気がします。」エリンが包みたかったのはリランなのか、それともイアル、ジェシとの生活だったのか。おそらく両方だったのだろう。最終章「エリンの木」は切なくも温かい。2010/04/20

エンブレムT

179
戦いに向かっていく大きな流れの中で、それぞれが自分の最善だと思う道を進んでいきます。闘蛇編と王獣編で謎のままだった部分も解き明かされましたが、そのために自分の望んでいる幸せから遠ざかっていったエリンの生き方は切な過ぎます。物語の完成度を落としてもいいから、エリンが家族と過ごす平和な日々を取り戻して欲しかったな・・・などと思いつつ改めて表紙を眺め、寄り添うように立っている2本の木に涙しました。この物語に出会えてよかったです。。。2009/10/05

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