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恐慌は日本の大チャンス―官僚が隠す75兆円を国民の手に

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062154994
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0095

内容説明

日本という船には、他の国にはない80兆円にものぼるGDPギャップがある。これは向かい風ではない。巨大な潜在能力なのだ。いまこそ、そのパワーを解き放ち、それを官僚たちの権益のためではなく、国民生活のために使うのだ。後述するが、そのために必要な75兆円は大雑把にいって、約25兆円は政府紙幣で、さらに約25兆円は金融緩和で、そして残りの約25兆円は埋蔵金で調達するのである。夢物語でもなんでもない。かつて明治維新政府やフランクリン・ルーズベルト大統領が行ったことを繰り返すだけである。

目次

序章 埋蔵金を埋め戻す官僚
第1章 史上最大の恐慌の足音
第2章 政府紙幣は麻薬なのか
第3章 世界大恐慌の教訓
第4章 インフレ目標政策という世界標準
第5章 構造改革の真実
第6章 強国として甦る千載一遇の好機

著者等紹介

高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年、東京都に生まれる。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、国土交通省国土計画局特別調整課長、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)などを歴任したあと、2006年から内閣参事官。2007年に財務省が隠す国民の富「埋蔵金」を暴露し、一躍、脚光を浴びる。2008年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

44
何がチャンスかというと不況だからこそ、この国のシステムを見直す絶好の機会ではないかという事。日本の歴史上、過去最大の構造改革は明治維新だった。明治維新では①開国②四民平等③廃藩置県④通貨の切り替え⑤教育の整備が行われた。現代に置き換えれば①グローバル化②公務員制度改革③道州制④政府紙幣の発行⑤教育の整備にあたる。もと霞が関の官僚が書いた本だから本当の事なんだろうけれど、自分の縄張り争いに汲々とする官僚には失望する。2009年と古い本だったのでアベノミクスにも触れていなくて残念。2014/03/05

ルアット

5
新聞やテレビの報道だけではわからないような政治・経済の世界がわかりやすく書かれていて非常に勉強になる。また、小泉、阿倍、麻生政権と官僚たち水面下での駆け引きなんかもなかなか面白い。2015/10/17

しょうたろう

2
逮捕された時のことをもう少し書いてほしかった。陰謀なのかどうなのかは分かってることでは?2012/08/13

マープル

2
祝!奇跡の復活(笑)。しかし高橋さんってインフレターゲット派だったのか。竹中平蔵のブレーンということでイメージしてたのとちょっと違う。民主党政権でも活躍してもらいたい(事件があったから表立っては無理かもしれないが)。2009/11/03

k2jp

1
本のタイトルを気にすることはない。重要なのは中身だ。いつも通り過去官僚であった筆者の経験を基に国家運営の問題点を指摘し改善策を提案する。読む際はリーマンショックから1年後で民主党政権誕生のタイミングを意識するといいかも。予算で国会の議決対象の「項」より議決対象外の「目」にこそ無駄遣い(官僚の本音)がある…国際金融のトリレンマ…麻生元首相のように答弁でミスるのは自分で原稿を書いてないから…等興味深い。印象深かったのは年金等の社会保障・納税・預貯金データの統合というアイデアで、年金記録問題や脱税を予防できる!2011/12/04

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