じぶん素描集

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  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062154291
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

嘘に詰まってつい本当のことを口にしたらこわれて消えてしまった―何かがとても大切なものが。幼少期の夢想から、最近の妄想まで。原田流に「じぶん」をさらした、エッセイ集。

目次

「自分が二人いれば―」
「夏服を着た女たち」のこと
「落書きの思い出」
「犬」
「地下鉄サブウェイ」
「絶望は黄金である」
「頬杖をつく癖」
「妹よ、おまえはまるで…」
「嘘」
おれはひとりでいる〔ほか〕

著者等紹介

原田宗典[ハラダムネノリ]
1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。大学卒業後コピーライターとなり、1984年『おまえと暮らせない』が第8回すばる文学賞に入選する。その後、小説・エッセイ・戯曲と幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

42
作家、原田宗典が自らのことを率直に語ったエッセイ集。私は原田さんの大ファンなので、楽しく読める一冊でした。さらに妹の原田マハさんやお父様(『キネマの神様』のモデル)のことも出てきます。お二人の優しい笑顔が印象的。宗典さんの本棚の写真もあり、ブラッドベリやディック、チェーホフ、吉行淳之介といった私の好きな作家の本が並んでいるのは嬉しかったです。収録されたエッセイの中では、「何しろ金がなかった」が特に印象に残りました。若い頃に貧乏だったことがユーモアたっぷりに語られて、最後の一行が決まっています。2025/08/17

クラミ♬

21
ムネノリさん…お元気ですかぁ?2022/05/07

Natsuko

18
自分が若いころ、ユーモアセンスが好きでよく読んでいた原田宗典さん、10年ぶりくらい?に手に取った。幼少期から最近の妄想まで自分をさらしたというエッセイ集、2009年発行。ユーモアは相変わらず、飄々加減がやはり好き。妹のマハさんへの手紙も興味深い。「頑張りすぎ、そんなに頑張るな」みたいなことが書いてあるが、当時宗典さんだってきっと鬱で辛かっただろうに・・・という思いが押し寄せる。また、この数年後に逮捕されてしまうことを知っているだけに、どんな思いで執筆されていたのかなぁと複雑な思いも過る。2022/01/16

Humbaba

4
昔のように大笑いするという感じは薄くなったが,それでも読みやすいエッセイに仕上がっている.2010/05/05

katakuli365

3
著者1959生まれで2009年の書下ろしエッセー。「小説は祈り、舞台はお祭り、エッセイはお喋り」らしい。35篇の日常の出来事、想った事とか。気楽に読めるけど、私はこれで著者2冊目で良く解らない?のは著者に関心あり。次は「たまげた録」を読んでみます。2013/05/29

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