出版社内容情報
未曾有の繁栄から世界大戦とインド独立で揺らぐ新世紀へ
ローマを凌ぐ繁栄の頂点から大英帝国の衰退が始まった
英国歴史文学の最高傑作!
ヴィクトリア女王即位60周年の盛大な祝典から3年半後の1901年1月、女王は崩御し、帝国の美徳も消えていった。大英帝国の落日が新世紀とともに始まったのである。海軍相チャーチル、アラビアのロレンス、インド独立の闘士ガンディーなど、多彩な群像が登場する帝国最後の栄光と悲劇を描く。
本書は1897年の、ヴィクトリア女王即位60周年記念の日にはじまり、チャーチルの葬儀の日で終わる。本立てのように本書を挟むこのふたつの式典の間のページから、大英帝国の終焉を見守り、綴ったときに私が抱いた賞賛、嫌悪感、楽しさ、憐れみ、誇り、妬み、驚きのない交ぜになった感情を、幾分かでも感じていただければ幸いである。――<「序文」より>
モリス,J.[モリス、ジャン]
著・文・その他
椋田 直子[ムクダ ナオコ]
翻訳
内容説明
未曾有の繁栄から世界大戦とインド独立で揺らぐ新世紀へ。ヴィクトリア女王即位60周年の盛大な祝典から3年半後の1901年1月、女王は崩御し、帝国の美徳も消えていった。大英帝国の落日が新世紀とともに始まったのである。海軍相チャーチル、アラビアのロレンス、インド独立の闘士ガンディーなど、多彩な群像が登場する帝国最後の栄光と悲劇を描く。英国歴史文学の最高傑作。
目次
第1部 大いなる幻影―一八九七~一九一八年(太陽を恋う日時計のごとく―ヴィクトリア女王即位六〇周年記念祭と、ヴィクトリアの帝国の現状;危機に陥った探検家―ファショダ事件;国旗を追って―帝国主義思想を教え込む;いつもの暮らし―第二次ボーア戦争 ほか)
第2部 揺らぐ目的―一九一八~一九三九年(新世界へ―帝国の歩調が変わる;最初で最後の打撃―アイルランドと帝国の将来;アラブ世界の英国人―東方の新たな支配者;手探りの前進―インド独立を目指して)
著者等紹介
モリス,ジャン[モリス,ジャン][Morris,Jan]
1926年、英国サマセット州に生まれる。英国王立文学会会員で、歴史・紀行作家として著名。第二次世界大戦の軍隊経験を経てジャーナリストとなる。1953年には英国のエベレスト登攀隊に同行してその初登頂を取材、世界に報道した。その後、ヴェネツィア、シドニー、香港などを巡り、数多くの旅行記を著す
椋田直子[ムクダナオコ]
翻訳家。東京大学文学部大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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