知ること、黙すること、遣り過ごすこと―存在と愛の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062152273
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

徹頭徹尾、世界は現象する。現象すなわち表現は、ある過剰さを端緒とし、「受け取る」ことはすでに反復である。では、世界が存在としておのれを表現にまでもたらす「そのこと」は、いったいどこへ向けて、なのか。現象学に立脚する精緻強靱の哲学者が、「私たちのこの現実」という事態を考え抜く。

目次

生と表現―芸術とは何か
第1部 言葉が生まれるとき(現象を統べるもの―言葉;語られるべきものと語られたもの;語る者―繋辞=媒体としての私;語ること―応答=責任;語られたものから語りえぬものへ―献ずること)
第2部 過剰のゆくえ(言葉が紡ぐ夢―不可能な愛;死し、書き、殺せり―「何ものでもないもの」に)

著者等紹介

斎藤慶典[サイトウヨシミチ]
1957年、横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。哲学博士。現在、慶應義塾大学文学部哲学科教授。現象学、西洋近代・現代哲学を専攻。2007年より慶應義塾中等部長を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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もつ

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しんしんと降る言葉。言葉のなかの温かみ。表現へ。2012/09/10

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