出版社内容情報
名前をめぐる、不思議冒険ファンタジー! ある日、ぼくの前にマンタが現れて、「ジンベエザメが元気をとりもどせるように、手伝ってほしい」といってきた。それから、なんとも不思議な冒険が始まって。
斉藤 洋[サイトウ ヒロシ]
著・文・その他
佐々木 マキ[ササキ マキ]
著・文・その他
内容説明
ある日、ぼくの前にマンタが現れて、「ジンベエザメが元気をとりもどせるように、手伝ってほしい」といってきた。そして、なんとも不思議な冒険が始まった―。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞
佐々木マキ[ササキマキ]
1946年、神戸市生まれ。京都市立美術大学に学ぶ。マンガ家・イラストレーター・絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mocha
49
高層階の大きな窓。都会の夜景の中をマンタが悠々と泳ぐ。とても印象的な光景だ。突拍子もなくてナンセンスなお話だけど、実は深い。いくらでも深読みできる。子どもたちはあっけらかんと読むのだろうけど。2022/05/26
読み人知らず
13
難解な本でした。これは難しかった2015/11/03
みーまりぽん
11
文句なしにおもしろかった!「ルドルフとイッパイアッテナ」の斉藤洋さんの、2008年の作品。タイトルを見て、「これは読まなあかん!」と...大正解でした。講談社創業100周年記念出版・書き下ろし100冊のなかの1冊となってます。 タイトル通りカピバラ出てきますが、助演男優賞的な...主役はマンタ、いやオニイトマキエイ、、 いやトイフェルスマイスターと太郎あらためハンス君なのでした。 児童書と言いつつ「分子構造」なんて言葉使ってたり、、 大人向けにするより自由度が高いから児童書として書いてるんじゃないかな。2014/03/03
bakumugi
9
モノやヒトは名前によって他人に認知され、また個性を持つ。存在論と認識論?昔途中で放り出したソフィーの世界?決してつまらなかったわけではないが、感想を述べるのが難しい…シュールで不可思議な哲学的ファンタジー児童書(←ニュアンスワードをファジー集合させてみた…失笑)。私もソファで寝そべって時代劇観る気難しいカピバラと友だちになりたい。2015/09/11
naka-m
7
シュールなやりとりや思慮深いっぽい主人公。全く思わぬ方向へ突き進むストーリー。色々あったようななかったようなで主人公も成長していきます。楽しいです。2015/05/14