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蝶々さん〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062149730
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

祝言の翌日、父は士族の乱で命を散らした。たった一夜の契りで生を受けた娘は「蝶」と名づけられ、武家の娘として厳格に育てられる一方、「学問のすゝめ」や英文の「聖書」を修め、自分の未来を切り開くため懸命に生きた。―だが、予想もできない運命の激変が、これから襲いかかろうとは。

著者等紹介

市川森一[イチカワシンイチ]
1941年長崎県生まれ。日本大学芸術学部卒。作家・脚本家。代表作に、NHK大河ドラマ「黄金の日日」「山河燃ゆ」「花の乱」、映画「異人たちとの夏」(日本アカデミー賞最優秀脚本賞)「長崎ぶらぶら節」「黄色い涙」「花影」、戯曲「黄金の日日」(大谷竹次郎賞)「あづち」「水に溺れる魚の夢」「ヴェリズモ・オペラをどうぞ」「リセット」「乳房」、ミュージカル「銀河鉄道の夜」「海のサーカス団」、朗読劇「蝶々さん」、小説「紙ヒコーキが飛ばせない」「夢暦長崎奉行」などがある。また、芸術選奨文部大臣新人賞、芸術選奨文部大臣賞、第1回向田邦子賞、NHK放送文化賞のほか、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

26
宮崎あおいちゃんが蝶々さんを演じると知り急いで予約。実のところ蝶々夫人はオペラのほんの一部分しか知らなかったので今回はすごくラッキーだったと思う。蝶々さんがこの世に生を受けなぜにあのように誇り高く、そして人を信ずる心を持っていたのか…今まで目を向けなかった部分に触れることができた。亡き父や母、祖母たちの誇りと愛に包まれて真っ直ぐに歩く力を備えた蝶々さん。親友との別れと再会。幸運と不運のすれ違い。なぜにそこまで神様は意地悪をするの?とも思ってしまう。女としての成長を含め下巻が楽しみです。2011/09/06

のぞみ@道東民

6
★★★☆☆2015/11/28

えぐ@灯れ松明の火

6
有名なオペラ蝶々夫人のモデルとなった伊藤蝶の物語。 蝶々さんの両親の物語から始まり、二人のばばさま、先生、友人に囲まれ、様々な試練にあいながらも、武家の娘として、母に誓った夢に向かって逃げずに向かっていく蝶々さん。とてもけなげで一途な蝶々さんから目が離せません。2011/10/04

ゆみねこ

5
あの有名なオペラの主人公「マダム・バタフライ」のお蝶さんの数奇な生涯。苦難にあってもめげない強さにページをめくる手が止まりません。一気に下巻へ行きます!2011/08/04

こりんご

3
蝶々さんだけでなく、母さまやふたりのばばさまたち武家の女性の強さを、痛々しくも誇らしく感じました。どんなにつらい運命からも逃げずに母の教えを守って生きていたからこそ、本当に困った時は手を差し伸べてくれる人がいたのだなぁと思います。下巻はあの方の登場ですよね・・早く読みたいような恐いような。2011/09/23

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