オモニ―ホームレスから大統領へ

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062149396
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0023

内容説明

酒かすを食べて飢えをしのいだ少年時代。貧しさに投身自殺を考えた青年時代。しかし青年は現代建設会長から韓国大統領へと駆け上がった。

目次

母が残してくれた精神的遺産
今日の私を振り返りながら
母をなくして迎える最初の春
私が我慢できる理由
自信を持って、信念通り生きていけ
漢江に身を投げたら、貧困から抜け出せるのか
あとはない
白いご飯に生卵ひとつ
鯛焼きの匂い、母の匂い
貧乏でも金持ちを助けよ〔ほか〕

著者等紹介

李明博[イミョンバク]
1941年12月19日、現在の大阪市平野区に生まれる。第二次世界大戦後、一家で慶尚北道(大韓民国の東南部)浦項市に引き揚げる。1960年、同志商業高等學校(夜間)を卒業。1961年、高麗大学校商学部経営学科に入学。朴正煕政権下で、日韓会談反対闘争を主導したことにより逮捕、投獄される。1965年、当時まだ零細企業だった現代建設に入社。1977年、現代建設代表取締役社長に就任し、翌年には仁川製鉄代表理事兼社長と会長を兼任。1988年、現代建設を韓国のトップ企業に育て上げ、46歳の若さで代表取締役会長に就任。1992年、第14代国会議員に民自党、全国区から出馬し、当選。1996年、第15代国会議員にも新韓国党、ソウル鍾路区から出馬し、当選する。2002年、第32代ソウル特別市市長に就任。清渓川の復元などの公共事業で高い評価と人気を得る。2007年、大韓民国大統領選挙に当選し、翌年第17代大韓民国大統領に就任する

蓮池薫[ハスイケカオル]
翻訳家。新潟産業大学国際センター特任講師。新潟県出身。中央大学法学部在学中の1978年に拉致され、以降24年間もの北朝鮮生活を強いられる。2002年の帰国後、翻訳を多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

5
こんなにすごい人、極貧の育ち、苦労人だとは思わなかった。まるで韓国ドラマそのもの、と思ったら既に彼をモデルにしたドラマはいくつもあるそうだ。「乞食の子」を読んだ時も驚いたけど…。鳩山さんとは大違いだ。そしてこんなに素晴らしいお母様がいて子どもが立派に育つのは当然だなぁ。2010/06/07

西澤 隆

4
ソウル市長以前の彼のことは知らない。でも大統領就任後を見ると必ずしも「この本の人」には思えないところも多い彼。人気絶頂の当選直後の「我らが大統領の姿」として書かれた本なのだからと割り引いて読むべき本なのだろうな。でもこの本に描かれた「男」の生き方、そしてその生き方の土台となったオモニの姿。それはとても普遍的な「!」であり僕らも共感できる。そして本書は蓮池薫さんの翻訳。長い間母と会うことなく暮らさなければいけなかった彼の思いが、きっとこのシンプルだけれども心を打つ文章に込められているのだろうなとも思うのだ。2015/02/09

TiawPai

1
彼は在日とは聞いていたが、1941年生まれの1945年帰国、小中学校ぐらいまで日本にいて日本を知っていると想像していたが、事実は違っていた。「朝鮮人という理由で、ありとあらゆる蔑視や冷遇を受け、平等に働いても日本人のもらう手間賃の3分の1・・・」というくだり、教育を受ける権利があり、優秀なら大学や士官学校にも行け、日本人と違って兵役もなかったのに、日本人の立場からは逆恨みを感じた。ただ、本当の貧乏とそこから這い上がった彼の生き方は、好き嫌い抜きにして尊敬に値します。2018/03/13

アノマリー

1
○今の日韓関係を受けて、トップの人となりを知ることは重要だと思います。2012/10/16

ナナミ

0
想像を絶する極貧の生い立ち。こんな大統領がいる韓国は強くなると思う。生まれは日本だ。2010/10/06

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