近代スピリチュアリズムの歴史―心霊研究から超心理学へ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062146753
  • NDC分類 147
  • Cコード C0022

内容説明

1848年、アメリカ・ニューイングランド。「それ」はハイズヴィルの小村から始まった。ポルターガイスト、降霊会、心霊写真、念写。欧米世界を熱狂させ、また毀誉褒貶の渦へと当事者たちを巻き込んだ「超心理現象」。近代とともに誕生したその歴史を芥川賞作家がたどる本邦初の試み。

目次

第1章 ハイズヴィル事件とその波紋
第2章 ハイズヴィルに至る道のり
第3章 心霊研究の黄金時代1―霊能者の活躍
第4章 心霊研究の黄金時代2―霊能者たちVS.研究者たち
第5章 心霊研究後期―英国以外の研究者たちとその成果
第6章 スピリチュアリズムの発展と挫折
第7章 超心理学の時代
第8章 日本の事情

著者等紹介

三浦清宏[ミウラキヨヒロ]
昭和5年、北海道室蘭市生まれ。東京大学英文科中退、アメリカ・サンノゼ州立大学を卒業後、アイオワ大学ポエトリー・ワークショップ修了。昭和42‐平成13年、明治大学で英語を教える。昭和53‐54年、英国でスピリチュアリズムを研究。平成3‐11年、日本心霊科学協会理事。昭和63年、『長男の出家』で第98回芥川賞受賞。平成18年、『海洞』で第24回日本文芸大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshi

2
幽霊とか信じているわけではないですが、心霊現象の研究を行った著名な研究者について知りたかったので読んでみた。 アナフィラキシーでノーベル賞を受賞したリシェ。研究者ではないが、シャーロック・ホームズで有名なコナン・ドイル。 もっともショッキングだったのは、未だに影響力ある哲学者・心理学者のウィリアム・ジェームズ。 ウィリアム・ジェームズが、物と心が異なるという前提を疑い、実は似ているところがあると考えた背景に、霊体を信じていたことが影響した可能性を考えた。2023/09/12

ハルリン

2
超心理学について学びたくて図書館で手にとった本。そしたら思いの外、超心理学の周辺にまつわる様々なエピソードが学べて面白かった(というか、超心理学という学問ができるまでの流れみたいな話)。いや、何が面白いって、幽霊のバーゲンセールなんですよ。あれ?あの世ってあるんじゃね?…コレを読んだら幽霊になりたくなること間違いなし。 スピリチュアリズム(心霊主義ともいう)にまつわる能力のお話が主になるため、ホラー系ではないです ただ超心理学とか、超能力を学問として捉えたい人には半分オススメ。正直あまり内容覚えてない。2018/10/02

KN

1
貴重な本。おすすめ度902023/06/01

カズくん

1
こんな本をよく僕がよめたなと思う。しかし非常に面白い。霊のことがよくわる。存在するとおもえた。

kash

1
やはり最初は信じる派と信じない派の強烈な争いだった歴史がよく記述されています。当時の時代だけ多才な能力をもつ霊能力者が沢山いたのも、全て霊界側からの意図があっての事なのだろう。2019/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/128398
  • ご注意事項