内容説明
ひとりを感じることも多いけれど、なんだかいつも楽しんでいる。スタイリストのパイオニア、ヤッコさんの目を通せば、あたりまえの日常が、きらりと輝いて見えるから不思議。いつものごはんも、楽しく、おしゃれに、おいしくなる。
目次
春(金太郎飴;早春のせり ほか)
夏(グリーンアスパラ;日曜の朝ごはん ほか)
秋(お疲れ会;秋を知る日 ほか)
冬(ごちそうチーズ;いくらごはん ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
46
料理の盛り付けも普通のお母さんみたいだし、文章にも絶妙の抜け感があって、さすが伝説のスタイリスト、引き算が見事。食卓の写真は怖いくらいその人物を映すから面白い。二人で楽しければ尚いいが、一人でもそこそこ幸せに毎日を大切に生きたいものだと思わせる一冊。2017/02/25
Nobuko
5
季節の移ろいとともにな食にかんするエッセイ 寝る前に少しづつ読んでいたから 美味しい夢見られました(笑)2019/11/29
てくてく
4
離婚を経験して独り暮らしの66歳前後の日常を食事とともに紹介している一冊。スタイリストだから写真にあるもののとりあわせなどが大変素敵だった。少し年上の人の日常に関する本は、自分のこれからを考える上で、たとえば日々の食事や物の残しかた(取捨選択)などについて参考になった。2024/04/29
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
4
ひとりで生きるとは、ひとりで好き勝手する、ではないのだ。自分にとって制限となる他者の存在はいわばタガなのだ。それがなければ自分で自分を律するしかないのだ。律した結果得られたもの、それは放逸さにはない潔い美しさなのだ。2015/09/16
Apollo
3
かっちょええスタイリスト、高橋さんの食卓エッセイ。将来、一人または二人の生活を送るようになったら、こんな風にこじんまりと充実した食事を楽しみたいなあ。高橋さんによると、アーティチョークは「正直いって、おいしいのか、おいしくないのかもよくわからない。まずくはないけど…」だそうで、私もいつか食べてみたい野菜ひとつだったがあまりおいしそうな感じがもてなかったので、なんか納得。2015/07/16