内容説明
帝国、跨境、空間表象というキー概念を縦横に駆使して描く新しいユーラシア。
目次
帝国と心象地理、そして跨境史
第1部 帝国論(境界地域から世界帝国へ―ブリテン、ロシア、清;ベッサラビアからみるロシア帝国研究と跨境論;帝国と詩人―「ソ連多民族文化」とダゲスタンのアヴァル語作家ラスル・ガムザトフ)
第2部 空間表象(心象地理)(ロシアの空間イメージによせて;現代ロシアの歴史改変小説における帝国イメージについて;内なる境界―ロシアユダヤ人の地理空間)
第3部 跨境史(ベラルーシ国民史におけるユニエイト教会の逆説;ハルビンのロシア人社会;華商紀鳳台―ロシア帝国における「跨境者」の一例)
著者等紹介
松里公孝[マツザトキミタカ]
1960年生まれ。北海道大学スラブ研究センター教授。法学博士(1996年、東京大学)。専門はロシア帝国論、旧社会主義諸国の政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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