内容説明
おおかみを見たことがないおじょうさまうさぎが、目のまえに…。こんなにおいしい話って、あり!?いつもうさぎを食べそこねてばかりのおおかみ・ゴンノスケ、人生最大のチャンスです。
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
東京都生まれ。造型教室、幼児番組のアイデアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。「あらしのよるに」で講談社出版文化賞、サンケイ児童出版文化賞受賞
山下ケンジ[ヤマシタケンジ]
1959年東京都生まれ。「しろへびでんせつ」で第16回(1994年度)講談社絵本新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
62
またもやうさぎたちに逃げられたおおかみのゴンノスケの目の前に現れたのは、ゴンノスケの姿を見ても逃げようともしない1匹のうさぎ。実はこのうさぎは、これまで本物のおおかみを見たことがないお嬢様うさぎで・・。シリーズ第4弾。相変わらずゴンノスケ良いヤツすぎます!送りおおかみになるどころか、お嬢様うさぎをきちんともてなしてるし!(笑)続編も楽しみです。やっぱりこのシリーズ好きだなぁ。★★★★2013/02/15
RX78
17
オオカミ本をもう1つ。うさぎを食べたいゴンノスケが天然なおじょうさまうさぎに翻弄される楽しいお話。このシリーズ大好き。子どもたち、この面白さなかなかわかってくれないんだよなー。大人が読んでニヤリとするシリーズです。2021/01/15
ヒラP@ehon.gohon
14
これほど純真無垢な女の子がいたら、オオカミも善人になるのでしょうか。 悪役オオカミにも、心優しい部分があるのだということに、ちょっと驚きです。 そもそもこんなお嬢さまなどいるはずがないと思うのですが、心を洗われたような気持ちになりました。2024/07/10
anne@灯れ松明の火
11
何ともお育ちのいい「うさぎこうじきみこ」さま。”さん”じゃなく”さま”が似合うな(笑) 毎度のことながら、うさぎに振り回されるゴンノスケだが、ここまで純真だと仕方ないかね~^^;2011/10/08
遠い日
5
まっすぐな瞳でじっと見つめられ、頼られてしまえば、ゴンノスケは「イエス」しか言えなくなる純なヤツ。深窓の令嬢「うさぎこうじきみこ」と出会ってしまい、「食べる」どころか一晩の宿まで提供し世話をすることになる。ぱくりとやらないからこそ、このシリーズを楽しめるのだ。そして、作者木村さんの人間観を、きっと肯定しているから読めるのだろうと思う。2014/07/03