内容説明
まさに青天の霹靂だった―。2003年3月、コンサートツアーを控えた検査入院で発見された肺腫瘍。医師から癌と告げられたその日は57歳の誕生日だった。告知から、摘出手術、そして復活。その後、吉田拓郎は、念願のフルオーケストラを率いた全国ツアーを大成功させる。その復活の軌跡を、綿密な周辺取材と、繰り返し行われたインタビューで綴った迫真のドキュメンタリー。2009年の「最後の旅」への道標ともいえる感動の1冊。
目次
プロローグ 「今日までそして明日から」―2003年12月5日・仙台
第1章 「青天の霹靂」―2003年4月・発見
第2章 「どうしてこんなに悲しいんだろう」―2003年5月・東京・インタビュー
第3章 「とんと御無沙汰」―2003年6月・東京・リハビリ
第4章 「あゝ青春」―2003年7月・つま恋
第5章 「何かが足りない」―2003年7月・スタジオ・ヴォイストレーニング
第6章 「まにあうかもしれない」―2003年夏・大阪・札幌
第7章 「9月になれば」―2003年9月・ホームページ・リハーサル開始
第8章 「僕の人生の今は何章目ぐらいだろう」―2003年10月・リハ・担当医インタビュー
第9章 「眠れない夜」―2003年10月・ゲネプロ・インタビュー・初日
第10章 「サマータイムブルースが聴こえる」―2003年11月・ツアー1
第11章 「豊かなる日々」―2003年11月12月・ツアー2
エピローグ 「この貴重なる物語」―インタビュー・2004年1月13日・東京
著者等紹介
田家秀樹[タケヒデキ]
1946年、千葉県船橋市生まれ。中央大学法学部政治学科卒。69年、タウン誌のはしりとなった「新宿プレイマップ」創刊編集者を皮切りに、「セイ!ヤング」などの放送作家、若者雑誌編集長を経て音楽評論家、ノンフィクション作家、音楽番組パーソナリティとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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