内容説明
1997年の夏、妻が乳がんになった。2人の娘、3世代7人の幸せな家庭が音をたててくずれるような衝撃。夫は広告代理店の営業マンとして、24時間仕事づけの忙しい日々。どうするんだ―。どうしたらいいんだ―。選択したのは、「2人でがんと闘おう」ということ。娘たちには決して言わない。友人たちにも言わない。そうすることで、病気を主役にしない生活を選んだ。妻はかつらをつけ、あたりまえの日常をこなす。数ヵ月に1回が、週に1回の病院通いになっても「こんなにデートする夫婦って珍しいよね」と言い合う。夫の最終電車の帰宅に、妻が駅まで出迎える“キス&ライド”。「このまま、おばあさんにまでなだれこもう」それが合い言葉のはずだった…。
目次
生きている限りずっと
がん?うそだろ
「この大きさだったら、ステージ3ですね」
ひとめで恋をした
この人と同じ景色を見て生きていきたい
もっともつらい日々
さげまんになりたくない!
大切なものはすべてここにある
おっぱいをとりたくない
病気を主役にしない
恵まれないところにチャンスはある
XJAPANとGLAY
再発。乳房全摘出
僕と薫とのキス&ライド
ホイットニー・ヒューストン
NY撮影はトラブル続き
死ぬほどのことはない
このままおばあさんになるまで
渋谷で勝負したい
脳に白い影
“これからもよろしくね”
地平線の先に
昼の星
著者等紹介
吉濱泰蔵[ヨシハマタイゾウ]
1960年東京都に生まれる。青山大学経済学部卒業。ハナエ・モリグループ営業職を経て、日本経済広告社に転職。在職中にジュエリーマキ及びバンド、GLAYの関連グループ広告などを手がける。現在は株式会社シブヤテレビジョン副社長、株式会社アイ・ビー・イー取締役、渋谷公園通り商店街振興組合理事として、渋谷グリコビジョンプロデュースなどを手がける。『天国の薫―世界で一番キミが好き』で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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