内容説明
激動の幕末維新、薩摩の島津家から徳川13代将軍家定に嫁いだ篤姫―しかしその結婚生活は、短く、そして常ならざるものであった…。2008年NHK大河ドラマ「篤姫」原作。
著者等紹介
宮尾登美子[ミヤオトミコ]
1926年高知市生まれ。高知市高坂高等女学校卒業。1962年第5回女流新人賞を『連』で受賞。1973年『櫂』で第9回太宰治賞受賞。1979年『一絃の琴』により第80回直木賞受賞。主な作品に『寒椿』(第16回女流文学賞)『序の舞』(第17回吉川英治文学賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
100
面白かったです。絢爛豪華な将軍家の世界が広がっていました。ただ、いかに御台所という後宮の最高位になろうともそれが幸せとは言い切れないのが切ないところです。篤姫が大奥に上がるまでの政治的駆け引きや派閥争いは、やはり身分が高いならでは避けて通れないものなのかもしれません。歴史は政治や身分が絡むほど大きくのしかかるものなのだと思いました。下巻も読みます。2017/02/11
月夜
8
絢爛豪華な世界ではあるけれど 内情は 大変なのね 天璋院 という名は聞いたことがあるので 興味は持っていたが 家定の正室だったとはしらなかった。高貴な身分であるゆえに 家定に関しては 本当のことを語られていないような気がして はがゆい。島津斉彬が名君と言われているが 司馬氏「最後の将軍」によって一度は惚れたことのある慶喜がここではよく書かれてはいない。しかしこの時代将軍なんか嫌だ という慶喜こそ まっとうな男子なのかな。 あ篤姫の感想ね。 どうもよく書かれすぎているような気がして わからない。2014/05/05
koba
7
★★★☆☆2012/03/12
aisu
3
上下。大河ドラマも好きだったが、原作は少しイメージが違うが、これはこれで面白かった。2013/08/03
まげりん
2
大河ドラマが大好きでした。大奥に入ったところあたりからどんどんおもしろくなっていく。調度品とか着物とか想像するだけでわくわくします。2013/09/28