出版社内容情報
日米交流の原点は、これほどまでに愛と信頼に溢れていたとは。 危急存亡の秋(とき)、人はどこまで信義をまっとうできるのか。 真実だけがもつ、歴史と人間の素晴らしさ、思わず目頭が熱くなるほどの感動が押し寄せる。
時は幕末。天候の偶然により土佐から流され、アメリカの捕鯨船に助けられた少年万次郎。日本を離れ、民主主義の勃興する当時のアメリカで教育をうけた彼は、命を懸けて鎖国体制にあった祖国への帰還を志す。日本国という概念のいまだ確立していない幕藩体制において、初めて「日本人」として、さらに唯一グローバル・スタンダードを体得した者として幕末維新を生き、母国のために己のすべてを尽くした男の真実は、現代に生きる我々の、心強い道標となる。
内容説明
時は幕末。天候の偶然により土佐から流され、アメリカの捕鯨船に助けられた少年万次郎。日本を離れ、民主主義の勃興する当時のアメリカで教育をうけた彼は、命を懸けて鎖国体制にあった祖国への帰還を志す。日本国という概念のいまだ確立していない幕藩体制において、初めて「日本人」として、さらに唯一グローバル・スタンダードを体得した者として幕末維新を生き、母国のために己のすべてを尽くした男の真実は、現代に生きる我々の、心強い道標となる。
著者等紹介
中濱武彦[ナカハマタケヒコ]
1940(昭和15)年4月、ジョン万次郎こと中濱万次郎の三男・慶三郎の孫として兵庫県西宮市に生まれる。3歳時、父親の病気療養のため鎌倉へ移り、神奈川県立鎌倉高校卒業後、東京ガス株式会社に奉職。在職中「東京ガス応援歌」を作詞。神奈川県大磯在住。ジョン万次郎の曾孫として、曾祖父について精緻に史料にあたるとともに、多くの関係者に直接取材を重ね、世界40ヵ国以上を訪れて「旅のエッセイ」を発表している。全国各地より講演の依頼、イベントの招聘をうけ活躍中。平成11年5月、浦賀で開催された「咸臨丸フェスティバル」では、復元された咸臨丸の祝賀式に列席。ホイットフィールド家と中濱家との交流は五代目の時代となっている。また万次郎の第二の故郷ともいうべきフェアヘーブンでは、住民主催による「ジョン・マン祭り」が毎年10月に開催される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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