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フリーダム・ライターズ

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062140515
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

ロス暴動からわずか2年後の1994年。カリフォルニア州ロングビーチの公立高校に、若く経験はないが、情熱に満ちた国語教師エリンが赴任してきた。犯罪、人種間対立、暴力、貧困で荒廃し、絶望しか知らない生徒たちの声なき悲鳴に全身全霊でこたえ、日記に「自分の気持ち」を書くことを辛抱強く教えるエリン。やがて彼らに希望という新しい世界の扉が開く―。書くことで心を開き、絆を深めた高校の4年間を描く感動のノンフィクション。

目次

高校一年前期 新任教師(1994年秋)
高校一年後期 試練(1995年春)
高校二年前期 変化(1995年秋)
高校二年後期 気づき(1996年春)
高校三年前期 突破口(1996年秋)
高校三年後期 絆(1997年春)
高校四年前期 希望(1997年秋)
高校四年後期 旅立ち(1998年春)

著者等紹介

グルーウェル,エリン[グルーウェル,エリン][Gruwell,Erin]
カリフォルニア大学アーバイン校を卒業後、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で修士号と教員免許を取得。1年間の教育実習をおこなったウィルソン高校で、1994年から新任教師として国語を担当。アフリカ系、ヒスパニック、アジア系などさまざまな人種が集まった「教育困難クラス」の生徒たちの心にある根強い人種偏見に驚愕し、憤り、“寛容の教育”を実践。周囲からは「1カ月ももたない」とささやかれたものの、生徒たちの卒業までに次々と奇跡を起こし、社会に大きなインパクトを与えた

田中奈津子[タナカナツコ]
東京生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごまめ

8
この本の教師は、学生たちに「差別してはいけない」とは言わない。ただ「寛容さについて学べ」と説く。こういうアプローチの仕方、オーソドックスなようでいて、なかなかないように思う。ただ禁止するよりもずっと難しいし。文部科学省の怪しい教材「心のノート」って、元ネタってこれなんだろうか。なんにせよノート作っただけでなんとかなるんだったら先生いらないよね。 2014/09/19

ささずし

2
子供達の心の変化にグッときた。先生も。若い患者さんに貸したら、すごく気に入ってくれて、そのまま退院のプレゼントにした。かわいらしい子だったな。元気かな〜。元気だといいな。

るい

2
映画を見て読んだ一冊。実際にフリーダム・ライターズの生徒たちが書いた高校4年間の日記をつなぎ合わせた作品。先に映画を見ているけれど、細かいところはこの本を読まないとわからない。戦場のような高校・社会に生きる落ちこぼれの生徒たちが、「アンネの日記」や「ズラータの日記」を読んで共感し、作者に手紙を書いたり、関連する人に会って話を聞いたり、博物館に行ったりして変容していく。様々な機会をセッティングするミスGの行動力がすごい。生徒が必要としていることを教え、生徒を信じ続け、生徒が互いを認め合える学級を作りたい。2013/02/17

まっし

2
教授に貸してもらった本.日本における生活綴り方実践のアメリカ版が描かれていました.何か大きな困難に向き合った時,人は誰かに自分の気持ちをわかってほしいと思うものだと思います.そのため,困難が大きければ大きいほど,フリーダム・ライダーズのような実践は効果を発揮するのかもしれません.2011/07/10

入谷 聡 (illy)

1
これはすごい面白かった!!荒れた地域の子どもたちと向き合う教師の物語2018/05/24

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