出版社内容情報
レオナルド・ダ・ヴィンチもたまげる!
世界初実物大ポスター付き(上半身・ネガ画像)
「実物大聖骸布ポスター」ということは、等身大のイエス・キリストってこと!?
★講談社総合編纂局・灘家薫氏より──
イタリア・トリノにあるイエス・キリストの亡骸を包んだといわれる布の謎や真贋をさぐる図版豊富な1冊です。全80ページで、聖骸布の徹底検証のほかに、イエス・キリストの生涯をくわしく説明。聖書の基本知識についても触れています。また、後半では「イエス・キリストはなぜあの顔になったのか」について解説します。聖書にはイエスの顔について1行も記されていませんし、神の絵を描いてはならないというユダヤ教の十戒の戒律から(キリスト教は初期はユダヤ教の新興宗教でした)絵も残されていない。ならばなぜイエスはあの顔になったのか、だれが、いつ決めたのか──という話を、顔の変遷の図像を豊富に掲載して、ドラマチックに紹介します。
そして特別付録として、聖骸布の実物大ポスターを本書の中に入れました。もし聖骸布の人物がイエス・キリストならば、等身大のイエスが映っていることになり、これは世界初の試みです。頭頂から指先までの図像になります。
内容説明
等身大のイエス・キリストともいえる世界初実物大ポスター付き(上半身・ネガ画像)。
目次
第1部 聖骸布の人、あなたはどなたですか?(「いったいどんな人なのか、ご対面!」;そしてミステリー「聖骸布の人物はネガで映っていた!」)
第2部 聖骸布にまつわるミステリー(「レオナルド・ダ・ヴィンチなのか?―中世贋作説」;「やはりイエス・キリストだ!―本物説」;そしてさらなるミステリー「そもそも聖骸布はどのようにできたのか?」;Column「十字架刑とはかくも悲惨な刑だった」)
第3部 聖書から聖骸布の謎を探ってみる(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ…4つの福音書のそれぞれの性格;イエス・キリストの受難から復活まで「紀元30年4月7日金曜日のドキュメント」;「聖骸布が辿った2000年もの旅路」;年表「聖骸布の歴史」;「ネガ画像でより鮮明に浮かび上がった“本当のあの人の顔”」;Column「ローマ教皇は聖骸布をどのように見ているか?」;Essei「聖遺物と聖骸布」;なぜ「聖骸布の男」は布に自分の像を残したのか)
第4部 イエス・キリストの“顔の変遷”を見てみよう(あとがき「第5の福音書『聖骸布』と対峙するために」ガエタノ・コンプリ)
著者等紹介
コンプリ,ガエタノ[コンプリ,ガエタノ][Compri,Gaetano]
カトリック司祭。1930年イタリア・ベローナ生まれ。55年に来日。58年司祭叙階。62年から中津ドン・ボスコ学園園長、68年から育英高専倫理・哲学教授、そして71年から川崎サレジオ中・高等学校校長を87年まで務める。現在は、サレジオ神学院チマッティ資料館館長。トリノの神学生時代に聖骸布を見て感銘を受けて以来、50年以上もその研究にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。