内容説明
リンは、世界的なスイマーでやさしく陽気なカリフォルニア・ガール。ある早朝、海でのトレーニング中に出会ったのは、迷子の赤ちゃんクジラでした。母乳で栄養をとる子クジラは、このままでは死んでしまいます。「あなたのお母さんを探さなきゃ…」リンは、「グレーサン」と名づけたクジラといっしょに泳ぎ続けます…。誰にでも、人生で忘れられない一日があります。本書は、その日のことを思い出させてくれる奇跡の実話です。
目次
1 早朝、カリフォルニアの海で
2 何かがわたしの下を泳いでいる
3 泳げ!行け!行け!
4 「赤ん坊のクジラがあんたのあとをついてきてる」
5 「さあ、泳ごう、子クジラちゃん」
6 あなたの名前は“グレーサン”
7 グレーサンが消えた
8 イルカたちのダンス
9 さようなら、グレーサン
10 人生で永遠に忘れないこと
著者等紹介
コックス,リン[コックス,リン][Cox,Lynne]
アメリカ・ボストンで生まれ、カリフォルニアで育つ。歩きはじめると同時に泳ぎはじめ、15歳で英仏海峡を泳いで横断、世界記録を樹立、その後も南米のマゼラン海峡横断など数々の快挙を成し遂げる。2002年には南極大陸沖を約2キロ泳ぎ、ロサンゼルス・タイムズ紙の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。同年刊行された自伝Swimming to Antarctica(南極大陸へ泳ぐ)で文章家として高い評価を受ける。次作である『赤ちゃんクジラと泳いだ海』も、感動的な回想記として話題を呼んだ
高山祥子[タカヤマショウコ]
1960年、東京生まれ。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆ ら *
みい⇔みさまる@この世の悪であれ