内容説明
人気者だった同級生が突然、いじめのターゲットに転落した。少女をふたたび人気者に戻すために、寿梨が考えたのは「携帯メール」作戦。「クラスで3番手」を狙うこと。奇数人のグループに合流すること。男の子からのメールにすぐ返信しないこと―。
著者等紹介
真戸香[マドカオリ]
1976年、横浜市生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、都内の企業に就職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
13
人気者だった同級生が突然、いじめのターゲットに転落した。少女をふたたび人気者に戻すために、寿梨が考えたのは「携帯メール」作戦。「クラスで3番手」を狙うこと。奇数人のグループに合流すること。男の子からのメールにすぐ返信しないこと?。2007/06/25
せとら
4
共感した.本当の自分て何だろう,と思う.人と接する時は無意識に自分を作ってしまうし,でもそれは理想の自分とも本当の自分とも違うし・・・.自分のことだけど,だからこそ難しいのだとも思う.とりあえず,今の自分を受け入れて自分のペースで歩いて行きたいな,と思いました.この本を今読めて良かった!!2011/11/10
てるてる
3
あ~、こういう風に、こころが硝子みたいに扱い方に難しくて、でも透明で一点の曇りもない時代って…あったよなぁって読み終わった後、清々しい気持ちになった。成海璃子が演じたヒナが観てみたいなぁと思った。このころに出会った友達って一生…友達になれる、よね。2012/09/17
ミーシャ
3
本当の自分なんて、どこにもないんだよね。 嫌な自分もダメな自分も、全部自分だと認めてあげよう! 2009/02/12
黄色いソナタ
3
「本当の自分」「嘘の自分」それは意識の有無だけで、みんなやっていることだと思う。 学校での立ち位置や駆け引きは経験したことだから懐かしかった。上辺の人間関係は楽だし寂しいけど、向けられるかもしれない敵意や孤独に比べればマシだ。 「ありのままの自分」なんて自分にも分からないものだと思う。2011/07/16