内容説明
少年探偵、名探偵に挑む。伊集院の推理を超えられるか!自分の家の中に突然、死体が転がっていたら!?―探偵を夢見る14歳の少年が、自宅を襲った怪事件の謎に挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
6
2006年講談社発行のソフトカバー本。うーん、主人公の重いの部分がなんとも。栗本薫は、というか伊集院大介シリーズは人の思いが中心となって話が進むのだが、これはあまりうまく噛み合ってない感じ。特に中間の主人公の思い部分は少し邪魔かなぁ。2020/08/26
りうかん
2
ミステリというよりは、若者の悩みとかそういった青春小説調になっているような一作。素人少年探偵?が当事者でありながら頑張って推理を組み立てる様は微笑ましい。が、セリフ調の物語が延々と続くのは冗長というか・・・。面白くなかったわけではないが、短編小説程度にまとめてほしかったかもしれません。好みが分かれる一冊。2017/07/10
雙楜
2
最近の伊集院ものでは良い方。ストーリーだけなら、「新冒険」に入っててもおかしくないかも。少年を主人公にしたのが良かったんだと思う。ただ、50~100枚ならまあそこそこ面白く読めたかもしれないが、この長さでは無駄な独白ばかりとなってしまい……。その独白が古臭く面白みに欠けるので、全体としては失敗なのはいつものとおり。2009/05/31
nono
1
図書館本2007/01/08
ぷるぷる
1
前半は面白かった。久しぶりに手ごたえのある栗本作品を読めるかと思ったのに、中盤から最近の栗本の癖というか、同じことの繰り返しと自作の登場人物の誉めあげばかりになり、ただのページつぶしといえるだらだら文章が続き、参ってしまった。正味は半分といったところの作品。 2007/02/09