内容説明
肥前佐賀鍋島藩の杜村新吾丸は、剣がたつうえに、風貌が柳生十兵衛に瓜二つ。杜村十兵衛元厳と名乗っている―その報に、柳生宗矩が動き出す。そして、二人の十兵衛が巡りあったとき、事態は思わぬ方向へと進んでいく。若き日の柳生十兵衛が、兵法の理を極める過程で経験した、不思議な事件。著者、自家薬篭中の柳生を主題にした長編剣豪小説。
著者等紹介
多田容子[タダヨウコ]
1971年、香川県高松市生まれ。兵庫県尼崎市に育つ。京都大学経済学部在学中から時代小説を書き始め、大学3年の時、時代小説大賞に初応募、その後第7回から第9回まで連続して同賞最終候補に残る。第8回の最終候補作「双眼」を大幅に書きかえて、’99年、講談社より刊行し、作家デビュー。若手女流剣豪小説作家誕生と注目を浴びる。柳生新陰流二蓋笠会会員、同柳生新陰流小転中伝、居合道三段、手裏剣術も嗜む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
3
鍋島藩の杜村新吾丸は、剣がたつうえに柳生十兵衛に瓜二つ。杜村十兵衛元厳と名乗っている−その報に、柳生宗矩が動き出す。そして、2人の十兵衛が巡りあったとき、事態は思わぬ方向へと進んでいく…。書下ろし剣豪小説。 2006/04/27
あずま
3
十兵衛と元厳が似ているといっても性格は全く違う気が。話が進むごとになんとなく十兵衛が元厳に似てきているように思います。途中から三弥が空気化。2013/03/18
こ86
1
これで多田さんの十兵衛ものはすべて読みました。 一作ごとに十兵衛が成長していっているんですね。 2015/03/23
Eikiti Eikiti
1
多田さんらしい 話の展開 面白かった 2作め以降かな 読むんなら2008/10/24
おぎん
0
柳生十兵衛の若き日の姿という話か?どうも物語に入り込めなかったな。2011/02/20
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