内容説明
「筋のとおった話は虫が好かねえ」旗本の三男に生まれ、先祖も父も「ばか者」だと切り捨て家をでた、岡っ引・半介の活躍を描く「筋違い半介」。凶作に苦しむ村人を尻目に米をたらふく食らう村役に腹を立てた男七人が、村役一家の娘から婆さんまで、女全員に夜這いをかけて「口数」を増やしてやろうとたくらむ「口増やし」ほか、全七編。異能の大器、鮮烈なデビュー作。
著者等紹介
犬飼六岐[イヌカイロッキ]
1964年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業。公務員、ゲームのシナリオライター等を経て、2000年、「筋違い半介」で第68回小説現代新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タカシ
4
時代小説の短編集。岡っ引き半介の短編かと思ったら個別の短編だった。話の題材は良かったけど何故か読みづらかったな。2014/07/11
mitsuru1
2
小説現代に発表された時代小説の7短篇集。ちょっと変わった味わいのある作家さんですね。2012/12/23
ぶーにゃん@積ん読本解消中
2
表題作は後の作品でも出てくる人物像で痛快な短編でした。果たして最後の賽の目は兄嫁「奈々江」の言った半だったのでしょうか?「女難街道」の平左衛門が難聴を隠した意地っ張りであることを妻の琴が軽くいなしながらコントロールする技に思わず座布団1枚と声を掛けたくなりました。この作家さんは短編より長編の方が筆がスムーズに進むみたいです。処女作としては完成されていました。さて次の新作読まなくては!2011/04/13
チタカアオイ
0
【図書館】2011/07/15
フックン
0
表題作を含む全7編の短編集。筋がとおったことが嫌いなひねくれもの、えらぶってみえっぱりだが小心者で実はきのいい学者、意地っ張りながんこじいさんなど、個性的な主役たち。笑いを招く巧妙な仕掛けも面白い。ゲームのシナリオライターしていたこともあるのでしょうか、映像をイメージしやすかったです。特に、「村破り」のラストは、秀逸かと。また、新たに読み続けたい作家を見つけました。2011/05/21




