内容説明
本書は京都新聞に連載された太平洋戦争の長篇記録「防人の詩・銃後篇」を一部加筆し、出版したものである。その取材対象者は大戦下の厳しい灯火管制によって「中止」となった大文字の送り火をめぐって、地元の学童たちが人文字によって送り火を再現した「白い大文字」をはじめ、戦争の激化するなかで軍命令によって行われた京都動物園内の猛獣銃殺、毒殺の惨劇なども詳細な資料提供者の協力を得て、その状況を再現した内容となっている。また、学童疎開の辛酸の記録も当時の学童たちの貴重な日誌、往復の通信文などの資料提供と保存写真、そして関係者の生々しい証言でその全容が詳細に綴られる記録となった。
目次
プロローグ 白い大文字とその時代
第1章 朱雀第二校の学童疎開
第2章 明倫校の学童疎開
第3章 京都師範女子部付属校の学童疎開
第4章 七条第一校の学童疎開
第5章 新洞校の学童疎開
第6章 第二錦林校の学童疎開
第7章 第四錦林校の学童疎開
第8章 府内各地へ続々と集団疎開
エピローグ 京都・岡崎動物園の惨劇



