内容説明
夫、目玉しか動かない鈴木貫太郎、74歳。病名、ロックトイン症候群。妻、ときどき介護をさぼって、山登りにでかける鈴木公子、70歳。どうやって会話をするの?どうやって食事をするの?奇跡の夫婦、涙と笑いの45年物語。
目次
第1章 看護師さんたちの笑い声(中国から帰ってくると三九度の高熱が;貫太郎と看護師さんの目玉で交わすおしゃべり)
第2章 ロックトイン症候群とアカサタナ会話(悪い夢なら覚めてほしい 二七年前の事故の顛末;「昨夜と変わりなく危険な状態がつづいています」 ほか)
第3章 「コンナカラダデイキテイテモシカタガナイ」(私と貫太郎のお見合い結婚;はじめての外泊はカレーライスとミートローフで ほか)
第4章 牢獄の窓を開ける言葉たち(牢獄の苦しみからの脱出 アカサタナからワープロへ;子どもたちの反抗と乳がんの恐怖 ほか)
第5章 「貫太郎離れ」宣言!(貫太郎は私がいなくても生きていける;「デテイケ」「出ていきます」 ほか)
著者等紹介
鈴木公子[スズキキミコ]
昭和12年1月、群馬県生まれ。明治学院大学を卒業後、昭和37年2月、当時首都高速道路公団に勤務していた鈴木貫太郎氏と結婚。二男一女の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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