内容説明
教師、医師、新聞記者が、それぞれの立場から、また立場を越えて、悩んだり、苦しんでいる子どもたちに、これだけは伝えておきたい心からのメッセージを書きました。
目次
第1章 生きている
第2章 悩む力
第3章 染められて
第4章 求めること
第5章 寄り添って
第6章 あしたをつくる
著者等紹介
水谷修[ミズタニオサム]
1956年神奈川県に生まれる。上智大学文学部哲学科を卒業後、2004年9月まで定時制高校教諭として勤務。「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールを行い、若者の非行防止と更生に尽力。全国を講演し非行の実態を訴えている
岩室紳也[イワムロシンヤ]
1955年京都府に生まれる。自治医科大学医学部を卒業後、神奈川県立厚木病院泌尿器科医長などを経て、若者たちと向き合うために(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長に。エイズ診療、公衆衛生活動のかたわら、エイズや性などの講演活動を行っている
小国綾子[オグニアヤコ]
1966年大阪府に生まれる。京都大学教育学部を卒業後、毎日新聞社に記者として入社。長野支局、社会部などを経て、夕刊編集部勤務となる。主に少年問題や家族問題を取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたし
7
医師、教師、医師の目線から子供たちへ伝えたい言葉を詰めた本。素直な読感は苛立ちと困惑。非常に強い言葉の衝撃を感じ、読んだ人間は委縮し伝えたい事まで辿り着けないのではないか。自分を蔑ろにせざるを得ない子供達に「君たちは失礼だ」「卑怯者」は無いし、それが更にそうさせてしまうきっかけにもなりかねない。大人の論理というか都合に合わせた物言いで強い違和感を感じ私自身読んでいて頭の痛くなる思いだった。つらいことから意識を逸らして活力を見出すことには賛成できるのだが、どうしてもこの本には極論を感じ賛同できない。2013/08/06
しょ
2
悩みが高じて、自傷・性・薬物まで手を伸ばした子供たちに、手を差し伸べてきた三者の対談。自身もまた同様の過去を経たことを踏まえて語る。…実際に夜回りされる程でなくても、子供と大人の関わり方とかは参考になるかな。2013/06/13
paseri
1
妹が買った本を借りて読みました。自分が学生だった頃、こんな風に悩んでいたのかなぁと懐かしい気持ちが湧きおこってきました。2013/09/16
美登利
1
この三人の、対談で悩んでる子どもたちに、伝わると、よいな。2012/10/15
けろっぷ
1
子どもと向き合って生きていこう、と思えた。しっかり大人の役割を果たさなきゃ。2011/07/15