内容説明
波瀾万丈!昭和の激動に翻弄された日本女性!!1939年に渡満し、ソ連軍の満州進攻で転々とするなか中共八路軍従軍看護婦に、そして中華人民共和国成立後もハルピン医大で看護婦養成のために留用され、終戦から8年後の1953年に帰国。忘れたいけれど忘れられない「戦争」の傷痕。
目次
第1章 過去を語る人 語らない人(忘れられた人々;満州行き)
第2章 満州国静岡村岳陽郷にて(死者とともに生きる;満州国静岡村岳陽郷にて ほか)
第3章 生きるための戦争(無政府状態;日本人難民 ほか)
第4章 自由不自由(中共八路軍従軍看護婦;自分の国じゃない ほか)
第5章 生きてきたこと嘘じゃない(帰国;生きてきたこと嘘じゃない)
著者等紹介
落合由利子[オチアイユリコ]
1963年、埼玉県に生まれる。1986年、日本大学芸術学部写真学科を卒業。スタジオ勤務を経てフリーカメラマンに。写真展に「日本国ルーマニア人物語」(1997年)、「働くこと育てること」(2001年から全国巡回)、「落合由利子写真展」(2003年)がある
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