内容説明
使命感に駆られて飛び込んだ世界銀行は、政治力なしには生き抜けない、野心と利権の渦巻く“ジャングル”だった…。理想と現実がせめぎあう世界銀行の現場を赤裸々に描く。
目次
プロローグ 国際公務員としての9・11体験
第1章 国際人とは何か―初々しい情熱
第2章 日本人であるとは何か―揺れる情熱
第3章 貧困とは何か―現実に直面する情熱
第4章 人間の悪とは何か―苦悩する情熱
第5章 人間の美しさとは何か―信じる情熱
第6章 自分であるとは何か―自問する情熱
第7章 善意とは何か―くじけない情熱
第8章 政治とは何か―考える情熱
第9章 利己心とは何か―闘う情熱
第10章 喜びとは何か―再生する情熱
著者等紹介
小野節子[オノセツコ]
1941年、銀行家の小野英輔・磯子夫妻の次女として東京に生まれる。安田財閥の創始者、安田善次郎は曽祖父、元日本興業銀行総裁、小野英二郎は祖父。画家の安田岩次郎と彫刻家の安田周三郎を叔父に、バイオリニストの小野アンナを伯父に、画家の石井茂雄を従兄弟に、小野洋子(オノ・ヨーコ)を姉にもつ芸術家一家でもある。1952年、父の東京銀行ニューヨーク支店長赴任にともない渡米、5年間をニューヨークに暮らす。1963年聖心女子大学英文科を卒業。スイス、ジュネーブ大学付属高等国際問題研究大学院において博士号を取得。1976年世界銀行に入行。アフリカ・中南米地域業務局で最も低所得の国々への貸し出し、また行政、公団、公共施設の改革への援助を担当。1991年、米州開発銀行へ出向。2001年、シニアアドバイザーとして世界銀行にもどり、組織開発基金の管理を担当
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