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メディアの支配者〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062130035
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C0095

内容説明

知謀の限りを尽くしてメディア三冠王の座を掴んだ鹿内信隆と、息子・春雄。一族がグループを支配するため、編み出された株式の魔術とは。堀江貴文につけいる隙を与えたフジサンケイの「秘密」を明かす―。すべての疑問への回答が、ここにある。驚愕の1400枚。

目次

第4章 梟雄―鹿内信隆のメディア支配(後)(フジテレビの造反;労働運動潰しの策謀 ほか)
第5章 華麗なる一族―後継者・鹿内春雄(離反した「学友」/「お祖師さま」を崇拝;鹿内家の株が激増したカラクリ ほか)
第6章 改革者―鹿内宏明の試み(狙われたテレビ朝日;ヴァージン・ミュージックに資本参加 ほか)
第7章 宿命―フジサンケイグループの抱える闇(巨額横領事件/販売局の裏金;隠蔽するか、否か/宏明の下した処分 ほか)
エピローグ(宏明の犯した致命的なミス;「上場」に内在する危険 ほか)

著者等紹介

中川一徳[ナカガワカズノリ]
1960年生まれ。フリーランスジャーナリスト。『文芸春秋』記者として「事件の核心」「黒幕」「悶死―新井将敬の血と闇」などを執筆。2000年に独立、事件、経済、政治などをテーマに執筆活動をつづけている。単行本は『メディアの支配者』が第一作となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

197
(中居くん騒動により、6年半ぶりに再読)下巻は 鹿内信隆による フジグループ支配と その攻防、そして 解体されていく鹿内家支配の 模様が描かれる。議長として 君臨する信隆 …それにしても 鹿内家三代と 日枝の 暗闘は凄まじい。華やかな メディアの 世界の裏で 繰り広げられた闘いが 今に 蘇る…そんな本だった。2018/07/27

fwhd8325

55
下巻も面白く読みました。この著書は2005年に発行されているのですが、現在、漏れ聞こえてくる情報から、クーデターによって権力の座についた日枝氏は、支配者として同じ道を歩んでいるようにしか思えない。権力を得たものは、それを支配できるものと思ってしまうのだろうか。そして、それを死守するために、どれだけの犠牲を強いるのだろう。フジテレビだけのことではなく、大なり小なり、こんなことは当たり前のように起きているんだろう。フジテレビは、自らがこの原作を映像化するくらいの気持ちがなければ再生できないかもしれない。2025/02/23

山口透析鉄

28
下巻も引き続き図書館本で。 鹿内一家の詳細も出てきて、2代目の夭逝は母親・英子の宗教趣味?によるのでは、某イメルダやアキエ等々を思い出すものもありました。 私物化したメディアの情報産業としての虚妄性、サンケイ新聞のハリボテっぷり(フジテレビからお金をもらって何とかなっている)はこの本の執筆時と比べてもハッキリしていて、こりゃフツーにニッポン会社ムラのダメな企業の典型、という思いが強いです。権力の拡充とそれの奪取にかまけているうちに全体が傾くという……。 やはり新聞は販売部がどうにもならないようです。↓↓↓2024/12/07

GASHOW

9
豊臣秀吉の晩年の後継者問題を彷彿とさせる。権力をもった者が子孫に世襲させたい思いは時代が変われど変わらない。大企業はもそのグループも戦時中に端をはしていて、人脈も官とのつながりもある。そう考えると地球誕生から現在まではつながっている。ラストは堀江さんの買収劇の一言に集約されるからこれは半沢直樹級に面白いと思う。著者でジャーナリストの中川さんの解説が良いナレーションのようだった。そして、なぜフジテレビの社屋に玉があのかを明確にかかれていないが、わかる気がした。2016/11/24

夜郎自大

6
新聞、TVは総じて保身、隠蔽が染み付いている。社会から報道機関は公器と見られているその裏側で社会への影響力を背景に検察や政治家と癒着し事実を捻じ曲げたり潰したりする。特にフジサンケイgrは創業者の強烈な自負心と執着心のカリスマの下に他の経営陣は無思考のままに鹿内オーナーに従い保身に走るのが顕著であっただけ。不動産神話とバブルのさなか、企業統治体系や税法の未成熟な時代背景があったからこそ、成り上がりの鹿内家が一大メディアを支配下におけた。主人亡き後の姑息な身内争いの果てに隠蔽事実が晒されるのはいつも同じか。2014/10/22

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