目次
2000年 二十世紀最後の年
2001年 世界の色調が変わった日
2002年 われわれを追い詰めているもの
2003年 何が本当の脅威か
2004年 国家の大義、政治家の嘘
2005年 憲法の前に政治を変えよう
2006年 暴力化する世界で
著者等紹介
池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年北海道帯広生まれ。小説家、詩人。88年、「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。主な著書に、『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『ハワイイ紀行』(JTB紀行文学大賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)『静かな大地』(親鸞賞)『パレオマニア』(桑原武夫学芸賞)『池澤夏樹の旅地図』『きみのためのバラ』など。2004年、フランスに移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Fondsaule
16
★★★★☆ 少し古新聞だった。 科学的に間違っていることも書いてあったりするけど、世の中、ちっとも改善されていないなと思うものもたくさんあって面白かった。2023/09/16
ohchan-smile
3
さすが、池澤夏樹。日本を外側から見れる。人のための国ではなく、国のための人になっていってる。かぁ…。 2007年の作品。現在の日本について読みたい。 2014/07/12
Maumim
1
「ケータイを駆使した遠隔的なコミュニケーションは本当に愛に満ちた性交に勝るのだろうか。」 「日本人はAかBかと問われると、Aじゃないんですかと答える。みんなAだと思っていると思いますよ、と言う。」 「ベルリンやパリやロンドンと比べた時、東京の最も大きな特徴は、ここにはほとんど日本人しかいないということだ。」 「きみたちの世代はマニュアルばかりで、森羅万象の手応えを知らないんじゃないか?プラスチックの質感は知っていても土の匂いを知らない。それに気づいたら旅に出るといいよ。危ない旅をするといい。」2015/09/22
ジュースの素
0
彼のエッセイがけっこう好きだ。 理系の人なので 何となく文章にムダが無いし スパッとしている。 幾らか自分よがりの所はあるけどね。 海外にも多く住んだりしていて 視点がグローバルなのもいい。2013/08/10
スナフキン
0
本の内容がどうのこうのよりも、いろんな土地に住んでてただただ羨ましい。 2013/02/27