内容説明
ふやけた文学状況へ鋭く切りこみ、様々な問題点を整理し、未来への可能性を深く論じた鮮烈な評論集。
目次
第1章 あの「戦場」を越えて―固有名詞との戦い
第2章 「私小説」の行方―零度の文章意識の方へ
第3章 日本「現代」文学を求めて―脱近代主義とは別の仕方で
第4章 架空の「現在」―批評の自由に向けて
著者等紹介
田中和生[タナカカズオ]
1974年富山県生まれ。慶応義塾大学経済学部、文学部仏文科卒。2000年、「欠落を生きる―江藤淳論」で第七回三田文学新人賞受賞
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