内容説明
小説家vs映画監督。異なるジャンルの表現者ふたりの出会いによって『ローレライ』は始動した。まったく新しいエンターテインメントの台頭を予感させる対談集。
目次
序章 惹かれあう魂―邂逅以前
第1章 遭遇―雷光の中
第2章 プロット完成へ―基礎構築期
第3章 増える物量―小説版執筆
第4章 果てしなきアレンジ―脚本改訂作業
第5章 キャラクター整理と装幀作業
第6章 執筆の儀式―ヒット作の秘密
第7章 撮影開始―肉を削り閉所恐怖症を乗り越え
終章 得心―ローレライが二人にもたらしたもの
著者等紹介
福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年東京都生まれ。1997年、警備会社に勤務する傍ら、初めて応募した小説『川の深さは』が第43回江戸川乱歩賞の最終候補となる。翌1998年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビューを果たす(両作とも講談社より刊行)。1999年に刊行した受賞第一作『亡国のイージス』(講談社刊)は日本推理作家協会賞、大藪春彦賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞、2002年刊行の『終戦のローレライ』(講談社刊)は吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞をダブル受賞という快挙を成し遂げた
樋口真嗣[ヒグチシンジ]
1965年東京都生まれ。高校卒業後に東宝撮影所にアルバイトとして入り、「ゴジラ」(1985)で造形助手を務める。以後数々の作品に特撮、特殊技術、絵コンテ、脚本などで参加。1992年「太陽が引き裂かれた日~東京大地震」でマルチメディアグランプリ・展示映像部門に入賞。1995年に特技監督を務めた「ガメラ大怪獣空中決戦」で日本アカデミー賞特別賞ほか数々の賞を受賞。1999年の「ガメラ3 邪神覚醒」では、飛躍的進歩を遂げたデジタル映像技術を駆使し、さらに高密度の映像を描出した。他に「新世紀エヴァンゲリオン」「ふしぎの海のナディア」「さくや 妖怪伝」「殺しの烙印 ピストルオペラ」「修羅雪姫」「ドラゴンヘッド」など多くの作品を手がける。「ローレライ」では待望の本編監督を務め、従来の邦画の枠を大きく打ち破る大作を完成させた
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