内容説明
本書は死について学ぶ書です。死が間近に迫った状況で人はどのような経過をたどるのか、どのようにケアをすればよいのか、具体的な方法を記しました。病院死が当たり前になった現代、病院のなかで医療者の手による死の看取りがおこなわれています。死の看取りを医療者の手から自分たちの手に戻すためにもこの書は役立つでしょう。
目次
第1部 病院で死ぬこと、家で死ぬこと(治す医療から、癒す医療への転換;在宅でおこなわれる「癒す医療」;最期を自宅で過ごすことの意味;在宅に切り替えるには ほか)
第2部 家族が知っておきたい看取りの知識(家でもできる症状コントロール;家族にできる日常のケア;別れのとき;不安と疑問に答える)
著者等紹介
川越厚[カワゴエコウ]
1947年山口県生まれ。1973年東京大学医学部卒業。茨城県立中央病院産婦人科医長、東京大学講師、白十字診療所在宅ホスピス部長、賛育会病院長を歴任。2000年6月、在宅ケア支援グループ「パリアン」を設立、代表。ホームケアクリニック川越院長。在宅ホスピス協会顧問、聖マリアンナ医科大学客員教授、帝京大学非常勤講師
川越博美[カワゴエヒロミ]
1948年広島県生まれ。1971年聖路加看護大学卒業。広島女学院大学助手を経て、茨城県友部町社会福祉協議会ボランティアコーディネータとして活動。その後、白十字診療所にて訪問看護を実践し、訪問看護制度創設と同時に白十字訪問看護ステーション所長となる。聖路加看護大学看護実践開発研究センター教授。在宅ホスピス協会会長・全国訪問看護事業協会理事
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