エリカ 奇跡のいのち

個数:

エリカ 奇跡のいのち

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月29日 21時16分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B4判/ページ数 28p/高さ 26X26cm
  • 商品コード 9784062124850
  • NDC分類 K726
  • Cコード C0722

出版社内容情報

お母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。
第2次世界大戦中のドイツで奇跡的に生きのびた、ひとりの女性の物語

赤ちゃんを走る列車から投げ出すなどということは、平時であれば、殺人行為と見られてしまう。しかし、(中略)たとえ生きられる確率は1万分の1であっても、ゼロではない道をわが子のために選んだという母親の決意は、一筋の「生」の光を求める崇高なものとして、人々の心を揺さぶらずにはおかないだろう――柳田邦男(「訳者のことば」より)

第10回日本絵本賞 翻訳絵本賞 受賞

ルース・ジー[ルース ジー]
著・文・その他

ロベルト・インノチェンティ[ロベルト インノチェンティ]
著・文・その他

柳田 邦男[ヤナギダ クニオ]
翻訳

内容説明

わたしが1944年に生まれたことはたしかです。でも、誕生日がいつであるのかはわかりません。生まれたときにつけられた名まえもわかりません…。お母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。第2次世界大戦中のドイツで奇跡的に生きのびた、ひとりの女性の物語。小学校中級~一般。

著者等紹介

ジー,ルース・バンダー[ジー,ルースバンダー][Zee,Ruth Vander]
教師、作家。1995年に、勤務先であるイリノイ州の中学校で、子どもたちの話をもとにして物語を書きはじめたことをきっかけとして、作家活動に入る。著書に、アメリカの人種差別をテーマにした『ミシシッピーの朝』(未訳)などがある。3人の子どもを育て、現在フロリダ州マイアミで夫と暮らしている

インノチェンティ,ロベルト[インノチェンティ,ロベルト][Innocenti,Roberto]
1940年、イタリア・フィレンツェ近郊に生まれる。独学ながら絵の才能を発揮し、「シンデレラ」「クリスマス・キャロル」など名作のイラストレーションで認められる。ニューヨークタイムズによる年間の優秀絵本10点に選ばれるなど、多くの賞を獲得している。邦訳された絵本に、第2次世界大戦を舞台にした『ローズ・ブランチュ』(平和のアトリエ)がある。フィレンツェ在住

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年、栃木県生まれ。NHK記者を経てノンフィクション作家となる。戦争、災害、病気などを題材に、現代の「生と死」を問う作品を書きつづけている。最近は言葉や心の問題について積極的に発言、「大人こそ絵本を」のキャンペーンに取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

258
誕生日も生まれた場所もわからない。 1944年に私が生まれたことだけは確かです。どこに行くのかわからない電車に乗って、色のない世界へ向かっていたのです。押し込まれたの列車の中、すべてがモノクロに見え、エリカ、あなただけには色があった。その微かなあなたの力を信じて、望みを繋いだのです。…私は今、生きています。列車を見るとあなたを思いだし、あなたの勇気に感謝しています。あの恐ろしい時代よりは少しずつ平和に近づいているのかもしれません。でも今も争いは続いています。線路の先には平和な世界があることを願っています。2021/05/16

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

117
「お母さまは、わたしを汽車から外に放り投げたのです」。毛布に包まれた生後数カ月の赤ちゃんは、走る汽車から母の手で投げられた。それは一筋だけ残されている『生』の光に賭けたから。汽車の目的地は『死』でしかなかったから。一人のユダヤ人女性の回想という形で綴られる悲しい歴史のひとコマ。自分ならどうするだろう。答えが見つけられそうもない。重たい宿題を課せられたような気持ちになっている。ロベルト・インノチェンティさんの精緻な絵は素晴らしく、それだけにヒリヒリする痛みを覚える。翻訳は柳田邦男氏。2004年7月初版。2016/01/27

ぶんこ

77
強制収容所に送られる貨物車の中から、生後間もない子供を一縷の望みを賭けて投げた親。胸が詰まります。 そして当時のドイツでユダヤ人の子を育てた養母の勇気に感嘆しました。 もし自分だったら・・怖くて出来なかったでしょう。 最後のページの絵を見ていると、洗濯されたシーツが翻り、猫と小鳥、水鳥の浮かぶ小川、小さな橋から遠くの貨物車を見ている少女。 平和の光景に暗い雲。 エリカさんは、こんな長閑な田舎の中で育てられたのでしょうか。 酷薄な人もいれば勇気を持った靭くて優しい人もいた。 人間は凄い。2015/09/15

あっちゃん

70
先日読んだ神さまの貨物のレビューで目にした絵本が気になり手に取った!ユダヤ人の迫害の事は学校の歴史では流す程度しか教わらなかったけど、頭の柔らかいうちにこういうものを読んでおくと良いと思う( ̄▽ ̄)2021/06/09

gtn

68
平々凡々と暮らす尊さ。その細やかだが、かけがけのない幸福を奪おうとする醜さ。醜いサタンに打ち勝つには語り継ぐしかないことをこの本は教えてくれる。2020/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9077
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品